珍説!メディア「公務員は勝ち組!」 → 勝ち組ならどうして志願者数が減少しているの???地方公務員と国家公務員の給料がほぼ同じこそ問題なのでは???
幻冬舎のメディアが珍説だ。何でも「公務員は勝ち組!」で、民間よりも天国であるかのように主張しているのだ。
しかし、だ。
勝ち組ならば、どうして志願者数が減少しているのか???また、地方公務員と国家公務員の給料がほぼ同じこそ問題なのではないのか???国家公務員の職場はブラックではないのか???もっと言えば世界的に我国の国民の給与は全員負け組なのが問題なのではないのか???
珍説!メディア「公務員は勝ち組!」 → 勝ち組ならどうして志願者数が減少しているの???地方公務員と国家公務員の給料がほぼ同じこそ問題なのでは???
幻冬舎のGGO編集部は、10月12日、「民間の平均給与「36万円」の過酷…露わになる「勝ち組公務員」の“すごい給与額”と年金」と言う記事を配信した。
民間、そして公務員の給与。はたしていくらなのか、見ていきましょう。
(中略)
■公務員の給与はいくら
令和2版『国家公務員の給与』を見てみると、現在、日本には国家公務員が約58.7万人、地方公務員が約274万人となっています。
いわゆるお役所仕事となる、一般行政職(一)の平均給与は45万697円です。そのほか、管区機関に勤めている人の給与、地方法務局や都道府県労働局など勤めている人などの給与は上記金額と異なりますが、今回は割愛します。
(中略)
令和2年『賃金構造基本統計調査』より民間の40代の給与事情について見てみると、40歳~44歳の平均賃金が32万9800円(男性36万700円/女性26万8300円)、45歳~49歳の平均賃金が34万7400円(男性38万7900円/女性27万1100円)です。
確かに民間の給与が下がっていることは大問題だ。今では韓国などよりも低所得なのだから、これは残念なことだ。
しかし、だ。
そんなに公務員が極楽ならば、どうして採用や維持で苦労しているのか???国家公務員は採用難が続き、中途退職者も増大している。しかも人事院のアンケートでは新人官僚の8割が「超過勤務削減を」と訴えている。(参考)
厚生労働省はうつで辞める職員も多く、月の残業が300時間という者もいると言うのである。
霞が関エリート官僚の過酷で報われない世界
厚生労働省はうつで辞める職員も多く、月の残業が300時間という者もいる。
労働や雇用を管轄し、働き方改革を推進すべき官庁であるはずだが、霞が関の中でも最もブラックな職場の一つ。https://t.co/qmApNA0L85
— 無条件ベーシックインカム&住民投票bot (@democracy_2008) January 30, 2021
このような事実の状況の中で、こんな記事に何の意味があるのか???分断と不和を煽るだけだ。そもそも、だ。地方公務員と国家公務員の給料がほぼ同じことも問題なのではないのか???
国家公務員のブラック労働を改善し、民間の給与をあげる方策をこそ報じるべきであろう。
そしてもっとはっきり言えば、世界的に我国国民の給与は全員負け組なのが問題なのではないのか???今やスペインやイタリアにも抜かれて世界で30位前後だ。あまりに低すぎる所得ではないのか???真実を伝えるのがメディアのはずだ。メディアの猛省を望む。