読売新聞・橋本五郎氏「立憲民主党の支持率が4年で半減した理由は??」 → 枝野代表「支持率が減ったことは問題だと思っていません。」 → 6年前に安倍政権の支持率低下を根拠に不信が高まっていると語っていましたよね???
枝野代表のまたしても矛盾した言動だ。
枝野代表は、党首討論会でメディアから「立憲民主党の支持率が4年で半減した理由は?」と問われて、何と驚くべきことに「支持率が減ったことは問題だと思っていません。」と回答したのだ。
この回答自体も大問題だが、枝野代表は2015年には、安倍政権の支持率低下を根拠に国民の不信が高まっていると主張していたのである。安倍政権の支持率低下は国民不信なのに、立憲民主党の支持率低下は問題ではないと言うのは矛盾であろう。
読売新聞・橋本五郎氏「立憲民主党の支持率が4年で半減した理由は??」 → 枝野代表「支持率が減ったことは問題だと思っていません。」
枝野代表は、10月18日、党首討論会で橋本五郎読売新聞特別編集委員からの厳しい質問に直面した。
橋本氏は各党党首に厳しめの質問をしていた。立民の枝野氏に対しては「4年経って(政党)支持率は半減した。なぜ減ったのか」と投げかけた。
枝野氏は冷静に「我々は政権の選択肢となるための努力を積み重ねてきました。そして総定数の過半数の候補者を立てることができました。あとは有権者の皆さんが、世論調査ではなく投票の結果でそれに対する評価を下していただけると思っています」と返答した。
これに対して橋本氏は「こんなに(支持率が)減ったという説明になっていない」と不満を表明。
枝野氏は「支持率が減ったことは問題だと思っていません。皆さんのやった世論調査をもとに最終評価をしないでください。決めるのは投票行動。皆さんのやっている世論調査ではありません」とピシャリ。
橋本五郎氏の言う通りだ!
4年前の旧立憲民主党を結党し、その後に国民民主党や無所属の議員らを吸収して新立憲民主党を作ったが、どの世論調査でも4年前からは激減している。
例えばテレビ朝日の調査では4年前の11月には19.9%だったのが、今年9月には9.9%、10月には12.1%とほぼ半減している。
NHKの世論調査でも2018年1月には9.2%だったのが、今月には6.6%と半減ではないが、大きく下がっている。
この理由を問われて、「あとは有権者の皆さんが、世論調査ではなく投票の結果でそれに対する評価を下していただけると思っています」と回答する枝野代表は、質問に答えていないのは明らかだ。
しかも、だ。枝野代表は「支持率が減ったことは問題だと思っていません。」と言うが、これは過去の発言と矛盾しているのではないか???
6年前に安倍政権の支持率低下を根拠に不信が高まっていると語っていましたよね???
当時は民主党幹事長の枝野氏は、2015年に安倍政権の支持率よりも不支持率が逆転したことについて、以下のようにコメントしていた。
民主党の枝野幸男幹事長は26日、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、安倍晋三内閣の支持率が不支持率を4カ月ぶりに上回ったことについて「大きなトレンドは変わっていない。じわじわと安倍内閣に対する不信、不安は広まっている」との見方を示した。国会内で記者団に語った。
明らかに安倍政権のメディア世論調査による支持率低下を根拠に、安倍政権に対する不信や不安が高まっているとしている。
2015年当時の枝野代表の論理で言うならば、立憲民主党に対する「不信、不安は広まっている」と言うことになるであろう。しかもこの支持率の低さを同じ論理にあてはめれば国民の不信は極限まで高まっていると言うことになるだろう。
枝野代表の主張は明らかに矛盾している。枝野代表は、この矛盾を説明し、きちんと世論調査での支持率低下の理由を今からでも説明すべきだ。
そして、もっと岸田総理のように国民の意見に耳を傾け寄り添う姿勢が必要だ。