明暗!応援の勝率5割超の岸田総理に対して枝野代表は3割を下回る!!議席数も約5%減の自民党と約12%減の立憲民主党と勝敗は明白!!そして枝野代表肝いりの野党共闘も大不発!!!
多くのメディアが自民党の議席減と立憲民主党の躍進と予想していた総選挙。
終わって見れば与党は絶対安定多数の議席を獲得。自民党は5%減っただけだが、一方の立憲民主党はリアルパワーとする共産党と組んでのまさかの12%もの議席減だった。
各地を飛び回った岸田総理と枝野代表。その応援演説の成績は岸田総理の圧勝に終わった。そして枝野代表が、連合の懸念を押し切って推進した共産党の野党共闘も不発に終わり、共闘した立憲民主党と共産党が議席を減らす「野党共倒」の結果になった。
しかし、だ。絶対安定多数の議席を国民からもらったことで岸田総理は安堵してはならない。これから国民の負託に応える為にも、岸田総理は新型コロナを始め、難題に取り組み、手腕を発揮しなくてはならない。
応援演説、明暗わかれた岸田総理と枝野代表!!!
多くの選挙区を回った岸田総理と枝野代表。しかし、多くの結果に繋がったのは岸田総理の方だった。
岸田文雄首相(自民党総裁)が衆院選公示日から選挙戦最終日までに応援に入った68小選挙区の勝敗を見ると、36人が競り勝ち、勝率は5割を超えた。立憲民主党の枝野幸男代表の場合は、51選挙区で勝ったのは15人にとどまり、勝率は3割を下回る厳しい結果となった。
両党首が応援に入ったのは26選挙区。選挙区で勝ったのは自民候補者15人に対し、立民は9人で、首相に軍配が上がった。残りの2選挙区は日本維新の会の候補が制した。26選挙区で比例復活したのは自民9人、立民8人で、いずれも接戦だったことを物語った。
接戦の選挙区を取れたことは大きな成果だ。岸田総理の言葉と枝野代表の言葉、どちらが国民に響いたのか一目瞭然だ。
枝野代表は、政権交代の確率をメジャーリーガーの大谷選手やイチロー選手の打率に例えていたが、政権交代以前に、岸田総理との直接対決で低打率だったのだ。
さらに応援演説の勝敗だけではない。枝野代表が推し進めた野党共闘も成果は散々だった。
野党の候補者一本化、その成果は限定的!!
枝野代表は、神津前会長、芳野会長と連合がずっと懸念を表明してきた共産党との野党共闘を推し進めた。結果が出れば、連合にも胸を張れたのだろうが、こちらも結果は散々だった。
野党5党が勝利したのは59選挙区。勝率は約28%にとどまっており、共闘効果は限定的と言えそうだ。
与党と野党5党は142選挙区で事実上の一騎打ちを演じた。与党側の98勝に対し、野党側は立民34勝、国民3勝、共産1勝の計38勝と大きく負け越したが、神奈川13区では立民の新人候補者が自民の甘利明幹事長を破る「金星」も挙げた。残る6選挙区は無所属が勝利した。
10月上旬、枝野代表は、「一本化すれば与党に勝ち得るところは、一つでも多く一騎打ちの構図にしたい」(参考)と意気込んでいた、その結果、213の選挙区で候補者の一本化に成功したわけだが、結果は「野党共倒」と言うべきものだった。
それもそのはずだ。政策や理念が一致しているならまだしも、理念や基本政策が異なる者同士の選挙協力だ。有権者から党利党略と見られるのが当然だ。
国会対応、そして選挙戦略とことごとく間違った方向に突き進む枝野代表。
野党再生に必要なことは枝野代表が潔く退陣すること。つまり旧民主党政権の幹部は退陣された方が良いと言うことだ。このことが今の政治に求められていることに違いない。