珍説!時事通信「有権者は「自民1強」にノーを突き付けました。」→ 野党共闘とスキャンダル追及にノーを突き付けたのですよ!!大幅減の立憲民主党・維新爆増・国民民主党増加の件は無視ですか???
徐々に野党敗北を報道するメディアも出てきたが、まるで自民党が負けたかのような報道が多い。我国のメディアは本当にどうかしている。
特に時事通信は、開票日の夜11時46分に「顔変える戦略不発、自民一強に終止符」「有権者は「自民1強」にノーを突き付けました。」等と言う記事を配信した。
しかし、蓋を開けてみれば、自民党は5.5%しか議席が減らずに大健闘し、立憲民主党は15%も議席を減らした。しかも、野党共闘を拒否した維新は爆増し、国民民主党は増加したのである。維新は保守勢力でもあるから、保守、つまり国防組が国民に支持されたとも考えられる。
しかも、落選した議員は与野党ともにベテラン勢だった。特に野党ではスキャンダル追及で目立っていた議員の落選が多かった。
どう見ても「有権者は「野党共闘」「スキャンダル追及ばかり」「世代交代しない政治」にノーを突き付けました。」「野党共闘戦略不発、枝野氏一強に終止符」と見るべきであろう。
珍説!時事通信「有権者は「自民1強」にノーを突き付けました。」→ 野党共闘とスキャンダル追及にノーを突き付けたのですよ!!大幅減の立憲民主党・維新爆増・国民民主党増加の件は無視ですか???
時事通信は開票日の11時46分に奇妙な記事を配信した。
引用元 https://twitter.com/jijicom/status/1454822137575972871?s=21
時事通信によれば、「4年ぶりの衆院選で自民党は、大幅に議席を減らす見通しとなりました。不人気の菅義偉前首相から岸田文雄首相に「党の顔」を代えることで、逆風を和らげる戦略は不発。有権者は「自民1強」にノーを突き付けました。」と言うのである。
しかし、だ。冒頭から大誤報であろう。
翌朝の開票結果では、自民党は5.5%の15しか議席を減らしていない。菅総理の時は50議席以上失うと言われていたのだから、これは大勝利であろう。一方立憲民主党は12%も議席を減らした。これを野党の敗北と評価しなくてどう言うつもりなのか?
むしろ、「有権者は「野党共闘」「スキャンダル追及」「世代交代しない政治」にノーを突き付けました。」「野党共闘戦略不発、枝野氏一強に終止符」と見るべきであろう。
まず重要なポイントは野党共闘は不発だったと言うことだ。共産党は議席を減らし、立憲民主党は約15%も議席を減らした。一方で、野党共闘を拒否した維新が3倍も膨らみ、国民民主党も議席を増やした。
また、辻元議員や黒岩議員らのようにスキャンダル追及で注目を浴びていた議員が落選したのである。立憲民主党は12%も議席を減らしたのである。枝野代表も小選挙区で勝利はしたが、大苦戦の上であった。これは有権者がスキャンダル追及など望んでいないと言うことであろう。
また自民党の甘利前幹事長、石原伸晃氏ら、立憲民主党の小沢一郎氏や中村喜四郎氏らのようなベテラン議員が与野党問わず、多く落選した。これも有権者が世代交代を望んでいると見るべきであろう。ある意味で、自民党の古い政治家が交代したことは新陳代謝としてよかったのではなかろうか。
こうしてみると時事通信の主張は間違っており、「有権者は「野党共闘」「スキャンダル追及」「世代交代しない政治」にノーを突き付けました。」「野党共闘戦略不発、枝野氏一強に終止符」と見るべきなのである。
これを機に、岸田総理は自民党の総裁として少し反省し、自分の考えを思いっきりやるべきだ。岸田総理の決断と実行に期待したい。
しかし、今回の選挙結果は本当に喜ばしい限りだ。国民は良く見ていると言うことであろう。