いさぎよく即日辞意を表明した甘利幹事長、一方で2日午後まで発表しなかった枝野代表 → ご自身の進退を決めるのが「後手後手」だったのではないの???
総選挙が終わって激震が走っている立憲民主党。有権者は立憲民主党と共産党との連携にはっきりとNOを示したのだ。
枝野代表は、連合の芳野会長の懸念を無視して突っ走った。その結果、躍進するどころか議席減。目も当てられてない結果で惨敗を期したのだ。
そして、だ。福山幹事長については早々に辞意を固めたとの報道があったが、枝野代表に関しては2日の立憲民主党の役員会まで進退は不明だった。
勝った自民党を見てみると、小選挙区で落選した甘利幹事長は早々に辞任する意向を表明し、後任には茂木外相が就任する見通しになっている。
枝野代表、対応が随分後手後手では???
連合の懸念が的中!政権交代を目指し、惨敗した立憲民主党!!
政権選択選挙だった総選挙。立憲民主党はがんばって多くの候補者を擁立していた。更に連合の懸念を無視して共産党との連携に舵を切った。
その結果、案の上の惨敗。選挙結果について連合の芳野会長が次のように語っている。
立民の枝野代表は1日、最大の支持団体・連合の芳野友子会長と東京都内の連合会館で会談し、「思った通りの議席を得られず申し訳ない」と陳謝した。芳野氏は「議席を減らしているので、党としてしっかり総括してほしい」と求めた。
芳野氏は会談後の記者会見で、共産との連携について「到底受け入れられない。引き続き党に言っていく」と繰り返し強調した。
共産との「閣外からの協力」の合意は、自民党などから「立民が政権を取れば共産党が政府に関与する」との批判を招き、立民の候補者からも不安の声が漏れていた。
「到底受け入れられない」「総括してほしい」と芳野会長は怒り心頭だ。懸念を伝えていたにも関わらず、枝野代表ら執行部の暴走、そして惨敗。
芳野会長が批判したくなる気持ちはよく理解できる。
福山幹事長も、選挙結果を受けて、「離れた票もあることは認める」(参考)と共産党との連携の負の効果を認めざるを得なかった。その福山幹事長は開票が終わった1日には「腹は決めている」と語り、辞任する意向を示唆している。(参考)
枝野代表、役員会を待たずに表明できたのでは???
福山幹事長が辞任する意向を示唆している中、最高責任者の枝野代表は、まるで責任から逃げているようだと批判されても仕方がない行動をしていた。
枝野氏は2日の党執行役員会で自身の進退を含む執行部の責任の取り方について判断を示す考え。党内には、枝野氏が主導した共産党との共闘路線が「敗因」として、路線転換を求める声もある。
(中略)
ただ、10日には首相指名選挙が行われる特別国会が召集される見通し。党関係者は「時間がなさすぎる。代表選は来年の通常国会前に行うべきだ」として、当面は福山氏の辞任にとどめた方がいいとの考えを示した。
枝野代表や党関係者は悠長な考え方のようだが、自民党は甘利幹事長が即辞任の意向を示し、後任幹事長も即座に決まった。
この枝野代表や党関係者の考えは、「後手後手」の対応だ。
2日の午後に枝野代表は辞意を表明したが、政権交代を訴えていたのだから、それが不可能になった時点で辞意を表明するべきだった。
代表の進退もすんなり決めることが出来ない政党が、政権交代を目指していたとは何とも恐ろしい話だ。
一議員に戻る枝野代表。野党第一党を率いてきたことには敬意を表する。一議員として立憲民主党をみれば、立憲民主党のおかしさに気が付くはずだ。