大問題!時事通信「サウジの大臣が、日本から増産要請はされていないと暴露したゾォ!」 → 萩生田大臣「増産要請は書簡で送っているし届いているのも確認している。テレビ会議の日程が決まらなかっただけ」と大反論!!
時事通信がとんでもない報道だ。
サウジのエネルギー大臣が「日本から増産要請が来ていない」と暴露したと言うのである。そして時事通信は、我国の大臣がサウジからの電話を無視したとのサウジ側の主張をそのまま流し、名指しは避けたが萩生田経産大臣がとんだ無能であるかのように報じた。
しかし、だ。
これに対し、萩生田経産大臣は記者会見で時事通信の報道を全否定した上に、しかも報道でさっき見たと述べたのである。しかも、時事通信の記事には萩生田大臣のコメントや反応は書いていない。つまり、萩生田大臣に時事通信は取材していない可能性が高いのだ。
どうして時事通信は萩生田大臣に確認しなかったのか????
大問題!時事通信「サウジの大臣が、日本は増産要請していないと暴露したゾォ!」
時事通信は、11月4日、サウジの大臣の主張を一方的に流した。
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は4日、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の閣僚級会合終了後にオンラインで記者会見し、日本政府による増産要請について「日本から聞いていない」と明らかにした。
さらに「日本の新しい大臣が就任した時にお祝いの電話をかけたが、折り返し電話もない」と暴露した。
これだけ読めば、岸田政権は無能政権と言うことになる。しかも、時事通信はダメ押しのように、岸田政権を一方的に断罪したのである。
原油高による悪影響に懸念が広がる中、日本政府は「主要産油国に増産を働き掛けている」と説明しているが、OPECプラスの最重要人物に直接働き掛ける機会を自ら逸した格好だ。
しかし、だ。
奇妙なのは、時事通信は「アブドルアジズ氏は電話した相手の名前には言及しなかった。」などとし名指しを避けたが、明らかにこの大臣はエネルギー問題を担当する萩生田経産大臣と言うことになる。それでなくても主要閣僚に確認すべきであろう。
しかし、だ。時事通信は、萩生田大臣らのこの件についての反応を一切載せていないのである。
しかも、萩生田大臣は、この件について記者会見で大反論を行った!!!
萩生田大臣「増産要請は書簡で送っているし届いているのも確認している。テレビ会議の日程が決まらなかっただけ」と大反論!!
萩生田大臣は、11月10日の記者会見で時事通信の報道について質問され、以下のように大反論した。
萩生田大臣「私も報道でさっき見てですね、あの、アブドルアジズエネルギー大臣が、えー、直接の要請を受けていないと言うような趣旨の発言をされたとのは承知しております。たぶん、それは、えー、テレビ会議の日程が最終的に詰まらなくて私が大臣と直接オンラインを通じてお話した事実はないと言うことだと思います。
増産要請については、先週末に既にレターを送っておりまして、これは現地の関係者が大臣に伝達されていることを確認を複数しておりますので、あの、そういう意味では、間接的な要請は承知してたんだと思うんだけれども、要は私と会っていない、しゃべっていないと言うことなんだろうと思います。ちなみに就任の電話をしたと言う報道も一部ありましたけど、それもちょっと私は受けていないんで違う人に掛けちゃったんじゃないかと思います(笑)」
記者「(笑)」
萩生田大臣が「私も報道でさっき見て」とあるように、時事通信からは確認がなかったと思われることがわかる。
しかも、萩生田大臣は増産要請をサウジにも行い、それがエネルギー大臣に届いていることも現地関係者の複数の筋から確認しており、あくまでも日程調整の関係でオンライン会議が出来なかっただけと言っているのだ。
そもそも、だ。我国の側からすれば増産要請はしたいが、産油国側としてはこの機会に再生エネルギーへの流れを食い止めたいであろうと考えていることを考えれば、その日程調整とやらもサウジ側が応じなかっただけではないのか???
しかも萩生田大臣は、就任の電話はかかっていないとまで言っている。
こうしてみると、少なくとも結果的には、時事通信はサウジ側の一方的な主張で萩生田大臣を攻撃したことになる。時事通信は萩生田大臣になぜ確認取材をしなかったのか。そしてそれを無視して外国の大臣の一方的な言い分で我国を断罪した責任を取るべきであろう。