【「推進」から「実現」へ】自民党、改憲本部名称を「憲法改正実現本部」に 本部長には古屋圭司氏
自民党は改憲本部名称を「推進」から「実現」に変更し、改憲に向けて党内態勢を強化する意向を示した。
自民党は19日の総務会で、総裁直轄機関として設置している憲法改正推進本部を改組し「憲法改正実現本部」を設置することを了承した。本部長には古屋圭司元国家公安委員長を充てた。
https://www.sankei.com/article/20211119-D3OWEHKNXVOT5MW26JFQ4YGOAE/
岸田総理は、総選挙後に憲法改正は党是「精力的に取り組む」と意欲を示していた。
岸田文雄首相(自民党総裁)は1日、党本部で開かれた記者会見で、憲法改正について「党是である改憲に向け、精力的に取り組む」と述べた。首相は「国民の理解を得るための活動もしっかり行う」と強調。その上で「国民に(改憲についての)理解を広げていく余地はたくさんある。国民の理解を得ることが国会議員の行動にも影響する」と語り、憲法改正の前進に意欲を示した。
https://www.sankei.com/article/20211101-723V6Q776JPPLKZ5EGNDAIONH4/
茂木幹事長「機は熟している」
自民党の茂木敏充幹事長は18日、時事通信のインタビューに応じ、憲法改正に向けて「機は熟している」と述べ、国会発議と国民投票実施を目指す意向を表明した。
「衆院選で憲法改正に前向きな考えを持った政党、勢力、議員が増えたのは事実だ」と語り、衆参両院の憲法審査会の議論を進める方針を示した。将来の党総裁選への出馬を目指す考えも明らかにした。
茂木氏は改憲をめぐり、新型コロナウイルス禍を受け「緊急事態への国民の認識も高まっている」と指摘、緊急事態条項の創設が重要な論点になると語った。同時に「各党がいろんな考えを持ち寄る中で、どういう選択肢を優先的に取り上げるのかという議論を行っていただければと思う」と期待を示した。
茂木氏は、党憲法改正推進本部を「憲法改正実現本部」に衣替えする方針を明らかにした。「党公約でも改憲実現という言葉を使っている。コミットメントが強まった表現だ」と説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/133af0b1bbce805e90469f9720494f35984c954d
確かに、維新の会も大幅増員し、国民民主党も改憲議論に加わるとなれば、気は熟したといえよう。最終的に憲法改正の是非は国民の判断となるわけだが、これを機に議論が進むことを期待したい。