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鼻出しマスクで発言が認められなかった市議が「議員としての権利を侵害された」として市を提訴へ 大分県臼杵市




大分県臼杵市議会で、正しくマスクをしなかったことで発言させてもらえなかった市議が市を訴えることを明らかにした。

マスクから鼻を出した状態で委員会などに出席し、発言を認められなかった大分県臼杵市議会の若林純一議員。マスクを着けずに発言する権利があることの確認などを求め、市を訴えることを明らかにしました。

今年9月、若林純一議員は、「私は簡単にマスクが強要されるような、そういう社会にしたくない」と話していました。

マスクから鼻を出した状態で委員会に出席し、委員長に「若林議員、マスクを正しく着用してから、発言してください」と注意されました。それでも──。

若林市議
「発言の許可をお願いします」

委員長
「はい許可しません。マスクを着用」

マスクを着用しなかったり、鼻を出して着用したりして、議長や委員長に注意されても応じなかったため、発言を認められませんでした。

臼杵市議会は、出席者がマスクを着用することを議会運営委員会で申し合わせていますが、若林市議は委員会の権限を超えていると主張しています。

若林市議は「議員としての権利を侵害された。マスクの着用は強制できるものなのか、はっきりさせたい」と市を訴えることを明らかにしました。

マスクを着けずに発言する権利があることの確認と100万円の慰謝料などを求め、民事訴訟を起こすということです。

臼杵市は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a3ab9eb4042922c1cb1f2df0e7a336be91577c9

一連の若林市議の行為で、議会運営にも支障をきたしたとデイリー新潮は報じる。

 30日、若林市議はマスクを着けずに議場に現われた。議会事務局が用意したマスクを最初は鼻が隠れるように着用していたが、なぜか自席に着席すると鼻を出した。議長が鼻を隠すように求めたが、無視。そのため退席を命じられ、議場を後にした。その後、辞職勧告決議案が議員提案され、1人が退席。残る15人全員が賛成して可決されたのである。

そもそも、鼻出しマスク騒動のきっかけは、若林市議がマスクをせずに8月下旬から9月上旬にかけて、市内の中学校周辺や駅で子どもへのコロナワクチン接種への疑問を呈する内容のチラシを配ったことだった。

委員会を散会させた
この行為に対して、市民から「マスクもせずにチラシを渡され、子どもが怖がっている」という声が市議会に多数寄せられた。市議会は9月14日、全員協議会を開き、議長が若林市議に厳重注意することに。ところが、今度は若林市議が鼻出しマスクで議会に出席。議長から3度注意を受けたのだ。

翌15日の本会議でも、若林市議は鼻出しマスクで登場したため、議長は「退席を求めることができる」と最後通告。若林市議は体調不良を理由に午後から欠席した。

市議会は、今年6月の定例会でアクリル板を設置した質問席でなら、マスクを外しての発言を認めていた。ところが8月に県内で感染が急増し、ステージ3まで引き上げられたため、9月2日の議会運営委員会で、議場と委員会室ではマスク着用を申し合わせていた。

「市議会で申し合わせたことを、無視するというのは議員としていかがなものでしょうか」

と、ある臼杵市議が憤る。

「若林市議は、『マスク着用は法的拘束力がない』『マスクをすると二酸化炭素の濃い空気を吸い続けるので苦痛』などと言っていますが、あまりにも自分勝手ですね」

一連の若林市議の行為で、議会運営にも支障をきたしたという。

「9月16日の教育民生委員会にも、彼はマスクを着用せずに出席しました。そのため委員長が、再三に渡り注意したが応じなかった。委員長が退出を命じても知らんぷりですよ。それで委員会は紛糾し、散会せざるを得なかったのです。彼一人のために審議が進まなくなってしまいました。これじゃあ、議員として失格ですよ」(同)

https://news.yahoo.co.jp/articles/665cec504bfe13eb78ca90c5344a70664c2adaff

再三注意されたにも関わらずマスクをしっかりと着用しなかった市議はもちろん問題あるが、市議会も意固地になっているように感じる。何かお互いに引けない状況になってしまったのではないかな?というのが率直な感想だ。

こんなことで揉めている議会に対し、市民は「何やってるんだよ。勘弁してくれよ」と感じているだろう。







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