不信任決議案の提出を回避し、辞職勧告決議案が可決された静岡県の川勝平太知事!!またしても辞職を求め抗議文を提出される!!
問題発言を繰り返す静岡県の川勝知事。その川勝知事は、県議会への不信任決議案の提出こそ免れたが、法的拘束力のない辞職勧告決議案が可決された。
知事が辞職勧告決議案を可決されるのは全国的に見ても異例のこと。
そんな川勝知事は、新たに発覚した問題発言を受けて、辞職を求め抗議文が提出される事態になった。
そろそろ数々の問題発言の責任をとって知事を辞職するべきではないか???
辞職を求め、抗議文が提出された川勝知事!!
御殿場を揶揄する発言で世間の注目を集めた川勝知事。その発言自体は、御殿場市役所を訪問し謝罪をしたこと、そして辞職勧告決議案が可決されたことで沈静化した。
だが、一筋縄ではいかないのが川勝知事だ。
6月の知事選期間中の女性差別とも取れる発言で、各方面から猛烈な批判に晒されている。これに関して県議会の女性議員、そして県内自治体の女性議員が連名で抗議文を提出したのだ。
川勝知事は6月に富士市で開かれた集会で、かつて学長を務めた静岡文化芸術大の女子学生について、「11倍の倍率を通ってくるんですから、皆きれいです」など、容姿と学力を結びつけるような発言をした。
抗議文を手渡した自民の西原明美県議は、川勝知事に対し「差別的で人権意識の欠如した発言に対し厳重に抗議する」と述べた。公明の早川育子県議は報道陣に対し、「ジェンダー、人権意識が欠如していることに気が付いていない」と憤った。川勝知事は2日の定例記者会見で謝罪し、辞職はしない考えを示している。
これまでも発言からの謝罪を見ていると、謝罪こそ口にするが、本当に反省しているのか疑わしい。
抗議文を提出された川勝知事だが、抗議文だけではない。6日の県議会定例会でも発言の真意を問いただされた。
県議会で取り上げられた問題発言の数々!!
女性差別とも取れる発言をした川勝知事だが、これ以外にも学歴差別とも取れる発言も県議によって追及された。
木内静岡県議「『工事現場にいるのはおっさんばかりと思ったら、ヘルメット取ったら工学部を出た立派な人ばっかり』と。学歴差別的であると指摘されている。川勝知事は、学歴差別にあたると思うか、その理由をお聞かせください」
川勝静岡県知事「私は基本的に、学歴による差別は認めておりません。学歴に対する差別は、私はさらさら持っていない」
確かに、女性差別とも取れる発言が批判を集めているが、県議が指摘するように学歴差別とも十分とれる発言もしている。
知事の職にありながら、ここまで問題発言が批判を集める知事は川勝知事くらいだ。そして県議は川勝知事が御殿場揶揄発言の後に語った「富士山に誓いました」発言が今でも同じ考えかを問いただした上で痛烈な一言を送っている。
「つまり、生まれ変わったような人間になってみようと、富士山に誓ったと。まったく反省する気はないとしか捉えられない」(参考)
県議の言う通りだ。全く川勝知事が反省しているようには思えない。いつまでこのような騒動を繰り返すつもりなのか。
そして、今回の質疑に立ったのは自民党会派の県議だ。そして抗議文を提出に関わった県議は自民党会派と公明党会派だ。他の会派はこの発言を問題視していないのか。
このような発言の抗議文に、名を連ねる県議が自民党と公明党だけとは嘆かわしい限りだ。