辻元清美氏、森友訴訟終結に「「認諾」、なんやそれ!」「誰か厳しく真相究明して。こんな理不尽、国会で放っといたらアカン」
辻元清美氏が、森友学園を巡る訴訟で国側が賠償責任を認めたことで訴訟が終結したことに対して怒りのツイートをした。
前衆議院議員の辻元清美氏(61)が16日ツイッターを更新。国側が、森友学園をめぐる決裁文書改ざん訴訟で国側が一転賠償責任を認め訴訟を終結させたことに怒り投稿をした。
学校法人・森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんを強いられ、自死した財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが国に損害賠償を求めた訴訟は15日、国側が雅子さんの請求を受け入れ、一転して賠償責任を認めた。代理人弁護人は「問題が追及されることを避けるため訴訟を終わらせた」と批判。雅子さんも「卑怯だ」「ふざけるな」と怒りをあらわにした。国側の代理弁護人は雅子さんの損害賠償請求を「認諾する」と伝えたという。
この報道を受け、議員時代・森友問題追及に力を入れていた辻元氏は「『認諾』、なんやそれ!」と一喝。その上で「財務省文書改ざんで自死に追い込まれた赤木さんの妻、雅子さんは事実を明らかにしようと裁判をおこしたのに税金を使って真実の隠蔽に出た政府。私は総理に直接問いただせなくなったけど、誰か厳しく真相究明して。こんな理不尽、国会で放っといたらアカン」と引き続き厳しい追及をするよう訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e8c02a1dae7f1086dc90cdee7be18256855fae7
今回の手続きは「認諾」と呼ばれ、民事訴訟法では訴訟が終結し、確定判決と同じ効力が生じる。
「認諾」、なんやそれ!財務省文書改ざんで自死に追い込まれた赤木さんの妻、雅子さんは事実を明らかにしようと裁判をおこしたのに税金を使って真実の隠蔽に出た政府。私は総理に直接問いただせなくなったけど、誰か厳しく真相究明して。こんな理不尽、国会で放っといたらアカン。
— 辻󠄀元清美🧣 (@tsujimotokiyomi) December 16, 2021
「雅子さんは事実を明らかにしようと裁判をおこしたのに税金を使って真実の隠蔽に出た政府」と言うが、そもそも、これは赤木氏の妻が国に対して損害賠償を求めた訴訟だ。国がそれに対して「断固拒否の構えを見せたから非難する」ということだったら理解できるが、国は赤木氏妻の訴えを受けいれ賠償責任を認めたのになぜ非難する必要があるのだろうか。
民事訴訟は、人と人、会社と人などの私人の間の紛争を解決するための手続です。
https://www.houterasu.or.jp/madoguchi_info/faq/faq_2/keijitominji.html
上記にあるように、損害賠償を求めた訴訟なら、賠償責任を認めた時点で紛争は解決されることとなるのは当然だろう。
辻元氏は「こんな理不尽」というが、賠償訴訟で賠償責任を認めたことに対して文句を言う方が理不尽ではないだろうか。