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彭帥選手が暴露以降初の海外メディアの取材に応じ「誰かが私に性的暴行を加えたと言ったり書いたりしたことはない」




中国女子テニスの彭帥選手が中国の元副首相に性的関係を強要されたと告白したのちに消息不明となった問題で、これまでIOCのバッハ会長とテレビ電話での対面が行われていたが、暴露以降初の海外メディアの取材に応じたことがわかった。

彭帥選手は取材に対し「誰かが私に性的暴行を加えたと言ったり書いたりしたことはない」と訴えた。

中国最高指導部の元メンバーに性的関係を迫られたと暴露したテニス選手、彭帥さんが19日、シンガポール紙、聯合早報の取材に対し「誰かが私に性的暴行を加えたと言ったり書いたりしたことはない」と強調、自身は自由だと訴えた。暴露以降に海外メディアの取材に応じるのは初とみられる。共産党機関紙、人民日報系の環球時報記者は19日、彭さんがスポーツ選手らと談笑する動画をツイッターに公開した。彭さんの安否を懸念する声が国際社会で高まる中、「無事」をアピールする狙いがありそうだ。

動画は国際スキー連盟(FIS)クロスカントリースキーの上海大会の会場で撮影されたという。新華社電によると、この大会は18日に開催されている。

https://www.sankei.com/article/20211220-FSK6ESOYDJLJZFUZSJ6KQ4VUEM/

香港やウイグルなどの人権問題を巡り、各国から北京五輪の外交ボイコットが言及されている中、彭帥選手の問題でWTAから中国での大会中止を決断され、多くのスポーツ選手が中国に疑いの目を向けてきた。人権に対する中国の対応に多くの人が疑念を持つ状況で、無事をアピールしてその疑念を払しょくする狙いだろう。

だが、この報道を見てほとんどの人が「家族でも人質に取られたのだろう」「洗脳完了」と思っただろう。

とはいえ、本人が取材でこのような発言をした以上、釈然としないが、この問題は幕引きとなってしまうのだろうか。







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