産経世論調査 岸田内閣支持率66.4% 外交ボイコット「すべき」45.4%「すべきでない」44.1%
産経新聞とFNNが行った最新世論調査で、岸田政権の内閣支持率が66.4%という結果で、北京五輪を巡る外交ボイコットについては、「すべきだ」が45.4%、「すべきでない」が44.1%と賛否が拮抗する結果となったようだ。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は18、19両日に合同世論調査を実施した。岸田文雄内閣の支持率は66.4%と前回調査(11月13、14両日)から3.2ポイント上昇し、不支持率は26.2%(前回比4.5ポイント減)だった。来年2月の北京冬季五輪に政府使節団などを派遣しない「外交的ボイコット」については「すべきだ」が45.4%、「すべきでない」が44.1%と賛否が拮抗(きっこう)している。
岸田内閣の支持率は10月の政権発足から3カ月連続で6割を超えた。政府の新型コロナウイルス対策について尋ねたところ、「評価する」が67.7%(同7.8ポイント増)、「評価しない」は24.5%(同10.6ポイント減)だった。また、政府が全世界から外国人の新規入国を原則停止した措置に関しては84.3%が「評価する」と回答。「評価しない」は12.0%だった。
18歳以下に10万円相当を給付する事業については、「現金で1回でまとめて給付すべきだ」が最多で61.9%を占めた。「現金とクーポンで給付すべきだ」は5.5%にとどまり、「2回とも現金で給付すべきだ」は10.2%。「10万円を給付すべきでない」は19.8%だった。
泉健太氏が新代表になった立憲民主党に期待するかを聞いたところ、「あまり期待していない」(34.3%)と「まったく期待していない」(22.9%)をあわせて半数を超えた。「とても期待している」は6.6%、「ある程度期待している」は28.0%だった。
政党支持率は前回に続き日本維新の会(8.1%)が野党第一党の立民(7.2%)を上回った。自民党38.6%、公明党3.6%、国民民主党1.7%、共産2.6%などだった。
調査では内閣支持率に関し、回答が不明確な場合に「どちらかといえば」と再度質問して回答を得た。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2bd240826ca7d13c13d19258f9868072b3a2623
岸田内閣の支持率については、現状の新型コロナの状況が諸外国と比べても格段に抑え込んでいる状況もあり、それが後押ししているのだろう。確かに前任の菅内閣やその前の安倍内閣が行ったコロナ対策が実を結んだという意見もその通りなのだが、オミクロン株に対しての思い切った水際対策も評価されているのだと思う。
外交ボイコットについて「すべき」と言う人は言わずもがな、「すべきでない」と答えた人の中には、「本心はした方がいいと思っているが日中の経済状況を考えると…」と思っている人は少なくないだろう。
野党の立憲民主党については党首が泉代表になっても期待していないという意見が大半を占めているようで、泉代表もなかなか厳しい船出となったようだ。