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立民・泉代表、憲法改正「国民生活に支障あるのか」敵基地攻撃能力の保有「何を防ごうとしているのかわからない」




立憲民主党の泉健太代表は、NHKの番組で憲法改正について「国民生活に支障あるのか」、敵基地攻撃能力の保有について「何を防ごうとしているのかわからない」とそれぞれ認識を示した。

立憲民主党の泉健太代表は9日のNHK番組で、憲法改正を目指す自民党に懸念を示した。「今の憲法の決定的な問題点は何か。今の憲法を変えなければ国民生活に支障のあるものは何かと逆に問いたい」と述べた。

泉氏は「現行憲法でもわれわれは十分に繁栄してきたし、自由や民主主義を享受してきた。現行憲法に決定的な課題があるならば、それをまず示すのが憲法改正(を訴える)側の役割だ」とも語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1246840b6fbed26367a3f5fb633cd3ed75eb464e

立民の泉健太代表は「今の時代は発射台付き車両(TEL)からミサイルを射出するわけで、動かない基地を攻撃したところで抑止できるのか」と問題提起した。その上で「敵基地攻撃で何が防げるかを政権与党は説明しておらず、そういったものは当然、了承できない」と否定的な見解を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/377d8f8c7c1a65b1cffa061620146be3b5e3b36d

立憲民主党は、自民党の改憲案が気に入らないだけで、実は改憲派だといわれた時もあったが、泉代表のこの発言で護憲派だということが分かった。70年前の憲法が現代にもマッチしていると思っているのだから、改憲派はこの点を憲法審査会などで丁寧に説明していく必要がある。立憲民主党や共産党が出席すればの話だが。

さらに呆れたのが敵基地攻撃能力の保有に対しての考えだ。アメリカ・中国・ロシア・イギリス・フランスの5カ国が、核戦争回避に向けた共同声明を出したが、その声明の中で「核兵器は防衛、侵略の抑止、戦争予防を目的とすべきだ」と核の保有は続けることを表明した。要するに攻撃されないため、国家と国民を守るために核兵器は持ち続けるということだ。これが世界の常識で国民を守る姿勢なのだ。

北朝鮮がバンバンミサイルを打って、中国が挑発を繰り返す中で何が日本を守ってくれるのだろう。「何を防ごうとしているの」ではなく、日本を標的にすればそれ以上の痛手を被ると相手にわからせることが目的で、それが戦争回避に繋がる。さんざん報道されていることだ。

泉代表は、参院選に向けて国民民主党と候補者調整などの連携を図りたいようだが、改憲姿勢と国防の2点だけでも両党の考えには隔たりがある。







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