年頭所感から危機感を表明していた岸田総理。迅速に連絡チームと自衛隊看護師の沖縄派遣を決定!
年が明けてから、新型コロナの感染拡大が広まっている。特に沖縄県では日増しに新型コロナの新規陽性確認者が増えている。
岸田総理は、伊勢神宮参拝に際して開いた年頭記者会見の前に、元旦に年頭所感を発表している。その年頭所感では、新型コロナ対策に多くの文量を割いていた。
緩むことがない岸田総理の新型コロナへの危機感だが、感染拡大を前にして即在に動いた。官邸等との調整をする為の連絡チームを沖縄に派遣することを即在に決定。そして自衛隊の看護師を派遣することも決めたのだ。
重大局面になった新型コロナ。この危機状況の有益な対処は岸田総理の手腕にかかっている。
年頭所感でも危機感を表明していた岸田総理
菅前総理が押し進めたワクチン接種の効果もあり、新型コロナの新規感染確認者数は大幅に減少した。しかし、新たな変異株、オミクロン株の発生によって岸田総理は水際対策の強化等を積極的に講じてきた。
その岸田総理が発表した年頭所感。もちろん新型コロナのことに多くの文量が割かれていた。
最優先で取り組んできたのは、新型コロナ対応です。世界に類を見ないスピードでワクチン接種を進めてきたことで、昨年後半、しばらくの間、感染状況は落ち着きを見せました。
しかし、今また、感染力が極めて高いと言われるオミクロン株という新たな変異株の脅威に直面しています。
「最悪を想定し、慎重にも慎重を期す。」という危機管理の要諦を踏まえ、対応していきます。
G7でも最も厳しい水際措置によって得られた時間的猶予を活かして、「予防・検査・早期治療」という一連の流れを更に強化し、社会全体として、新型コロナのリスクを引き下げていきます。
これまで強化してきた医療提供体制のフル稼働。医療従事者・高齢者を対象とした、3回目のワクチン接種の前倒し。感染拡大が懸念される地域での、無料検査の実施。飲める治療薬の普及。必要な措置を、機動的に講じていきます。
引用元 令和4年 年頭所感
岸田総理は、オミクロン株を念頭に、新型コロナ対策を更に進める決意を表明している。その岸田総理は、沖縄での感染確認者数の急増を受けて、年頭所感でも表明している通り、「移動的」に動き出した。
沖縄での急増を受けて機動的に動く岸田総理
年明けから沖縄での急激な新規感染確認者の増大を受けて、政府は蔓延防止等重点措置を実施する。しかし、岸田総理は、蔓延防止等重点措置を行うだけではない。
より、詳細な情報等を得る為に、政府の連絡チームを沖縄に派遣することを決定したのだ。
その後、首相は記者団に「感染拡大への早期対応を図る観点から、まん延防止措置の諮問を行うべきであるとの結論に至った」と説明。6日の新規感染者は全国で4000人を超えており、感染拡大に「高い警戒感を持って対応にあたっていく」と強調した。
これに先立ち、沖縄、山口、広島の3県はまん延防止措置の適用を政府に要請した。沖縄県は県内全域が対象で、首相は記者団に、官邸や関係省庁との調整にあたるリエゾン(連絡員)チームを政府から派遣し、沖縄県庁に常駐させると明らかにした。
連絡チームを派遣するだけではない。沖縄の医療関係者が濃厚接触者等になり、人員が不足していると判断すると、岸田総理は、自衛隊の看護師を派遣することも決定したのだ(参考)。
これらの対応は「緊張感をもって臨まないといけない」と語った岸田総理の姿勢を良く表している。
再開を予定していた「GoToトラベル」も再開時期の再考を岸田総理は表明している(参考)。
オミクロン株の脅威に晒されている我国。「最悪を想定し、慎重にも慎重を期す。」と語った岸田総理の手腕に期待だ。