国民民主党と都民ファーストの会が参院選に向け合流も視野に入れた連携強化を検討




国民民主党と都民ファーストの会が夏の参院選に向けて合流も視野に入れた連携強化を検討していると報じられた。

国民民主党の玉木雄一郎代表は13日の記者会見で、夏の参院選に関し、東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」と選挙協力する意向を示した。両党は合流も視野に具体的な選挙協力のあり方を検討する。ただ、両党は共闘の試金石となった都内の地方選で苦戦し、政権交代を実現できなかった「希望の党」の復活にすぎないとの冷めた見方もある。連携が奏功するかは不透明だ。

両党は同日、国会内で新型コロナウイルス対応などに関する2回目の勉強会を開いた。玉木氏は会合後の会見で「さまざまな連携のあり方を検討している」と述べ、将来の合流にも含みを持たせた。都民ファ代表の荒木千陽都議も「さまざまな連携をしていきたい」と歩調を合わせた。

玉木氏は小池氏が平成29年に立ち上げた希望の党に参加。同党が同年の衆院選で惨敗し小池氏が代表を辞任した後は玉木氏が後継を務め、2人の関係は近い。

次の参院選では互いの党の利害が重なる部分が多い。都民ファは昨年10月に国政進出に向けた新党「ファーストの会」の設立を発表し、参院選では本拠地の東京選挙区(改選数6)での当選を目指している。

双方が候補を立てれば共倒れになりかねないが、国民民主が擁立を見送れば「選挙区は都民ファ、比例は国民民主」と相互支援の可能性が広がる。比例票の積み増しを重視する国民民主にとっても好都合だ。都民ファの都議には、国民民主を支援する連合の後押しを受けるケースが多いことも共闘の好材料となる。

ただ、相乗効果を発揮できるかは不透明だ。昨年末の東京都東久留米市長選では、両党の推薦候補が、与党系候補に3千票以上の差で敗れた。東京選出の自民党の閣僚経験者は「単純に1+1が2になるとはかぎらない。小池氏にもう力はない」と語る。

https://www.sankei.com/article/20220113-Z5WKLFUPG5JOTPBJVXKIYDXPUA/

賛否が分かれると思うが、東京都では都ファは先の都議選で議席を減らしたとはいえ支持は一定数あるので理解は得られると思うのだが、東京以外では小池都知事の都政運営や木下都議の一連の問題で、都ファに対して冷ややかな反応が多いように見受けられる。

「希望の党の復活にすぎない」とあるが、多くの有権者がそう感じているだろう。一方で、国民民主と都ファが合流すれば立憲民主党との選挙協力がますます困難となると思われる。

もし合流しても、都ファは大阪維新の会のように独立した地方政党として存続させるようだ。

「都民ファに所属している都議と区議は国民民主に入党する形となりますが、一方で都民ファ政党そのものは、大阪維新の会のような独立した地域政党として存続させる方向で調整しています。小池都知事は最高顧問に就任するとみられています」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4b86504abbeb79d171b54f90a45e72d4e7c112d

吉と出るか凶と出るか。現状ネット上でも賛成の声はあるものの、「国民民主党が小池知事に飲み込まれないか」「考え直してほしい」など、否定的な意見が多いようだ。今後どのような協力関係になるか注目される。







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