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連合、共産党と協力する候補を推薦しない意向を示し、参院選での支援政党名を明記せず 立民幹部困惑⇒困惑しているのは連合では?




連合が夏の参院選に向けての基本方針に支援する政党名を明記していなかったことがわかった。衆院選で共産党と密接になったことで、かねてから共産党と離れるように立憲民主党に進言していた連合の芳野友子会長だが、泉健太代表は政権を担う場合の連立の枠組みについて「共産党は想定にはない」と述べたが、夏の参院選での選挙協力については継続を訴えた。

共産党と協力する候補を推薦しない方針の連合に対して、連立は組まないが選挙協力はするという立憲民主党。平行線をたどっている。

連合の方針には立憲民主党も困惑しているようだ。

 連合がまとめた夏の参院選基本方針の素案で、共産党と協力する候補を推薦しない意向を示していたことに加え、支援する政党名を明記していないことが22日、関係者の話で分かった。立憲民主党幹部からは同日「連合の言い分をそのまま聞いていては選挙に勝てない」と困惑の声が出た。一方、連合幹部は、立民に共産との共闘関係を見直すようけん制した。

関係者によると、素案では参院選について「比例代表、選挙区ともに個人名の徹底」を基本とし「政治動向は依然不透明であり、人物本位・候補者本位で臨む」と記した。

立民議員は22日、「自民党など保守勢力の思うつぼだ」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0410948bb903e9d4b1193efd2e9a3ebb23216a47

「なんて乱暴な……」

連合の基本方針案を知った立憲幹部は絶句し、「今までのような共産との連携はできなくなり、新しい方法を考えないといけない。これで得をするのは自民党だけだ」とこぼした。

「人物本位・候補者本位で臨む」として、支援政党が明記されていない参院選の基本方針案は21日、連合の加盟組合に示された。

連合は1998年に旧民主、民政、新党友愛、民主改革連合の4党が合流し新たな「民主党」が結成されて以来、民主党の流れをくむ政党を支援してきた。「希望の党」への合流をめぐり、選挙直前に民進党が分裂した2017年衆院選を除き、国政選挙では支援政党と政策協定を結んでおり、今回の方針は異例だ。

https://www.asahi.com/articles/ASQ1P660JQ1PUTFK00C.html

敵味方の区別で判断すると、立憲民主党の敵は与党である自民党だ。共産党は敵ではないから打倒自民で組むに値するとなる。では連合はどうなのか。労働組合の世界から見れば、連合の敵は自民党ではなく、連合と対立関係にあるのは共産党を支持する全労連なのだ。

立憲民主党幹部からは「連合の言い分をそのまま聞いていては選挙に勝てない」と困惑しているようだが、連合からすれば敵が支持する政党と協力関係にあるのは我慢ならないとなるのは当然だ。立憲民主党の行っていることは支持者を無視した方針だ。連合が立憲民主党にいくら呼び掛けても共産党との協力を継続する態度を変えないことで、異例な方針を出さざるを得ない結果となったことから、むしろ困惑しているのは連合ではないだろうか。







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