【沖縄】沖縄県の2市長選で自公推薦候補がオール沖縄に勝利 日経新聞「知事選を控えた玉城氏の影響力低下は必至です」
任期満了に伴う沖縄県の名護市長選が23日に投開票され、現職の渡具知武豊氏が再選した。
普天間飛行場の名護市辺野古移設が争点の一つとなったが、推進派の自公推薦の渡具知氏の再選で、政府は辺野古沿岸部で進める埋め立て工事の加速化を図るだろう。
普天間基地の移設先とされる沖縄・名護市の市長選挙は、自民・公明が推薦する現職の渡具知武豊氏が2期目の当選を果たした。
選挙では、政府が進める普天間基地の名護市辺野古への移設も争点の一つとなったが、現職の渡具知氏は賛否を示さず、積極的に争点化しなかった。
移設計画をめぐって政府と対立する玉城知事は、移設阻止を前面に打ち出した新人の岸本氏を全面的に支援していて、岸本氏の敗北は、大きな打撃になるとみられる。
玉城知事「辺野古の新基地建設には反対をするという方向性は、1mmもぶれることはない」
今回の選挙は、秋までに予定される県知事選挙を占う試金石と位置づけられていて、県政奪還を目指す自民・公明にとって追い風となった格好。
https://news.yahoo.co.jp/articles/49e0e11ba414fcabe6dd833efa19e2abdcedbe8f
自民党の茂木敏充幹事長は「本当に大きな勝利だ」と述べたうえで、辺野古移設工事の推進方針については変わらないとの認識を示した。
23日投開票の沖縄県名護市長選で、現職の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏(60)=自民、公明推薦=が再選を確実にしたことを受け、自民党の茂木敏充幹事長は党本部で「新型コロナウイルス禍の厳しい状況の中での選挙だったが、本当に大きな勝利だ」と記者団に強調した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事については「国の基本的な(推進の)方針は変わらない」と述べた。
茂木氏は「(岸田)政権の高い支持率がプラスに働いた」などと勝因を分析。「今年は(夏に)参院選、秋に(沖縄県)知事選もある。選挙イヤーの最初の選挙で、良いスタートを切れた」と自信を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3c825d8dfde08f8f9437953628b816a4a49cab7
日経新聞は「知事選を控えた玉城氏の影響力低下は必至です」と投稿。
沖縄の名護市長選で岸田政権の支援を受けた現職が再選。米軍基地の辺野古移設に反対の玉城デニー知事が推す候補は敗れたため、知事選を控えた玉城氏の影響力低下は必至です。https://t.co/qwFZTikwjW
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 23, 2022
日経新聞が指摘するように、同日行われた沖縄県南城市長選も自公推薦の前職で無所属の古謝景春氏が当選した。
23日に投開票された沖縄県南城市長選は、前職で無所属の古謝景春氏(66)=自民、公明=が当選を確実にした。
古謝氏は、1町3村の合併による同市誕生から3期12年のまちづくりを担った実績などを強調。福祉関連複合施設の建設や南部東道路の早期開通、子育て支援に向けた「子ども課」の設置などを掲げ、現職批判の受け皿となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e88cec42d1d298395c1a8d4bd98818e87fa4f8
玉城知事の再選に黄色信号が灯りそうだ。