木下富美子元都議に懲役10カ月求刑 「違反することで学習して…」「おっしゃるほどたくさんでしょうか?」と裁判官も呆れる初公判
木下富美子元都議に懲役10カ月求刑
東京都議選の選挙運動期間中に無免許運転をしていたことが発覚し、その後、以前から交通違反を繰り返していたことがわかった木下富美子元都議(以下被告)に検察側は懲役10カ月を求刑。
木下被告は初公判で起訴内容を認めたものの、初公判では裁判官も呆れる発言をしていた。
無免許運転を繰り返した罪に問われている木下富美子元都議が、初公判で起訴内容を認めました。検察側は懲役10カ月を求刑しました。
木下被告は去年5月以降、7回にわたって無免許で運転したとして道路交通法違反の罪に問われています。
今月25日の初公判で、木下被告は起訴内容を認めました。
その後の被告人質問では「都議会議員選挙の再選に向けてプレッシャーが大きく、まともな判断ができない状況でした。街頭演説などのために免停期間に運転してしまった」と時折、泣きながら話しました。
そして「本当にすみませんでした」と頭を下げて謝罪しました。
検察側は「日常的に無免許運転を繰り返していたとみられ悪質」などと指摘し、懲役10カ月を求刑しました。
判決は来月15日に言い渡される予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23151872988febf9687657ebd8767e185c7424b5
初公判では、裁判官が「過去に5回も交通違反をしている。どのような認識だったのか」と問うと、木下被告は「違反することで学習して、違反の内容に気を付けようという認識」と答えた。これに対し裁判官が「摘発されて学習するようでは仕方ない」と呆れたという。(参考)
4年間で交通違反12回、過去に免停4回も「おっしゃるほどたくさんでしょうか」
検察が木下被告に繰り返し交通批判をしたのはなぜかと問うと、木下被告は「おっしゃるほどたくさんでしょうか」と驚きの発言をしたと朝日新聞が報じた。
検察側は木下元都議が2017~21年の4年間で交通違反を12回繰り返し、免許停止処分も過去に4回受けていた点を指摘し、「極めて悪質で法令順守の意識が欠落している」として懲役10カ月を求刑した。(中略)
起訴内容を認めた木下元都議が被告人質問で語った主な内容は以下の通り。
中略
――車に乗る必要があるのに交通違反を重ねたのはどうして
「おっしゃるほどたくさんでしょうか。でもやはり私が認識せず乗り始めたのがいけなかった。1回でも違反すれば罰金がつく認識がありましたが、免許停止につながるところまで理解せず安易にやってしまいました」
以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db405eac71bf4625362f6cd1c3e00a45849c04b
これが報じられると、ネット上では「こういう人には免許を与えてはいけない」「反省しているように見えない」などといった批判のコメントが殺到した。
朝日新聞の有料部分には「規範意識が欠けていましたが議員を続けようとしたのは、結果を出せば批判していた人も納得してもらえる時がくると考えました」という発言もあったようだ。
都民ファースト時代の木下元都議の交通違反
◇4年間で交通違反を12回
◇免許停止処分は過去に4回
◇2019年だけでも5回違反
「規範意識が欠けていましたが議員を続けようとしたのは、結果を出せば批判していた人も納得してもらえる時がくると考えました」これ、酷くて呆れるhttps://t.co/53POf9y8tD
— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) January 25, 2022