大英断!山口壯環境相が異例とも言える太陽光発電事業の見直しを求める意見書を経済産業大臣に提出!!地元からは歓迎の声!!レジ袋も見直しを!!
岸田総理が施政方針演説でも触れた気候変動問題への対応。我国では再生可能エネルギーの導入を求める声が多く上がっている。
しかし、だ。この再生可能エネルギーを無条件で建設可能としているわけではない。再生可能エネルギーの1つである太陽光発電事業について、山口壯環境相が異例の大英断を下したのだ。
埼玉県で建設が予定されていた太陽光発電事業の抜本的な見直しを求める意見書を、山口環境相は、萩生田経産相に提出した。
この大英断について、事業の予定地だった埼玉県からは歓迎の声が上がっている。
山口環境相が異例の大英断!!
埼玉県の小川町で太陽光発電事業の計画があがっていた。この事業は着々と進むものと思われたが、事業に疑惑が生じ、山口環境相が異例の対応をとった。
山口壮環境相は25日、埼玉県小川町で計画されている太陽光発電事業(約86ヘクタール、出力3万9600キロワット)について、環境影響評価法に基づき、計画の抜本的見直しを求める意見を萩生田光一経済産業相に提出した。大量の土砂搬入が計画され、環境への影響が大きいと判断した。2020年4月に太陽光発電が国の環境アセスの対象になって以降、計画の抜本見直しを求める環境相意見は初めてという。
(中略)
山口環境相は意見で、土砂搬入を「建設コストの削減を目的として計画」と指摘。「環境への負荷が生じる」とし、「大量の土砂の搬入を前提とすることなく、区域内での切り土及び盛り土による計画へ抜本的に見直すこと」を求めた。
この山口環境相の意見で見逃せないのが土砂の搬入だ。昨年7月には「盛り土」が原因とされる土石流が静岡県の熱海市で発生し、甚大な被害をもたらした。
今回、建設が予定されていた土地では2019年に台風が通過した際に、土砂の崩落があったという報道もある(参考)。
山口環境相の異例の決断。意見書が手渡された萩生田経産相も是非再考をしてもらいたい。
山口環境相の決断について、地元の埼玉の声に耳を傾けると好意的な声が上がっている。
山口環境相の決断を埼玉県の大野知事は歓迎!!
山口環境相の状況に適した判断。この判断について建設予定地だった埼玉県の大野知事は歓迎の意向を示している。
埼玉県の大野元裕知事は25日の記者会見で、同県小川町で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関し、山口壮環境相が計画の抜本的な見直しを求める意見を萩生田光一経済産業相に提出したことを歓迎する意向を示した。「山口氏の発言は県や地元の意見に沿うものだ」と述べた。
(中略)
大野知事は会見で「多量の土砂を持ち込むことへの不安がある。地元住民らの話を聞き、これまでになく厳しい意見を申し上げた」と説明した。再生可能エネルギーの拡大に関しては「自然を守るためにも必要だ」との認識を示す一方で「地元の理解と証拠に基づいた確たる安心が必要だ」と強調した。
(出典 埼玉県庁)
大野知事は、山口環境相の決断について「県や地元の意見に沿うもの」と歓迎している。いくら再生可能エネルギーを導入しようとしても、必要な地元の理解と安心だ。
抜本的な見直しを経産相に求めた山口環境相。やみくもに事業を認めるという姿勢ではないことを示したことは大いに評価されるべきだ。
気候変動問題への対応等によって、ますます環境省の存在感は大きくなるはずだ。これからより一層、山口環境相の手腕が期待される場面が増えるに違いない。
(出典 山口環境相公式TWITTER)