前立憲民主党衆議院議員「(沖縄が)独立したらスッキリするねぇ」「確かに世界には沖縄より小さくても独立している国々はたくさんあるなぁ」 → 一方、尚王家現当主「祖国復帰は沖縄県民が選び取った歴史」と大正論!!
立憲民主党の前衆議院議員である屋良朝博氏が自身のFACEBOOKに「(沖縄が)独立したらスッキリするねぇ」「確かに世界には沖縄より小さくても独立している国々はたくさんあるなぁ」などと投稿した。
冗談であってもこう言う発言をすべきではないであろう。しかも屋良氏は政治家の端くれだ。そして、だ。琉球王朝の正統な後継者である尚王家の現当主は「祖国復帰は沖縄県民が選び取った歴史」と大正論を新年早々に発言していたのだ。
沖縄県民の歴史を尊重するならば、安易な独立論を主張するべきではないであろう。
前立憲民主党衆議院議員「(沖縄が)独立したらスッキリするねぇ」「確かに世界には沖縄より小さくても独立している国々はたくさんあるなぁ」 → 一方、尚王家現当主「祖国復帰は沖縄県民が選び取った歴史」と大正論!!
先の衆院選で、立憲民主党から出馬して落選した、屋良朝博前衆議院議員は、2月4日、自身のFACEBOOKに投稿を行った。
昨年10月の衆院選で沖縄3区から出馬し、落選した立憲民主党の屋良朝博元衆院議員は4日、自身のフェイスブックで友人との会話を紹介する形で「最後に笑いながら意見が一致した。『独立したらスッキリするねぇ』」と投稿した。
屋良氏はまた、「確かに世界には沖縄より小さくても独立している国々はたくさんあるなぁ」とも指摘。
冗談めかした投稿だが、冗談でも沖縄の独立論を主張して良いのだろうか???
この屋良氏の投稿の一か月前、八重山日報の元旦号に琉球王朝の尚王家の現当主である尚衛氏は大論文を寄稿した。その一部をご紹介しよう。
当時の沖縄の皆様方は日本人として祖国復帰を選択されました。
(中略)
時代は流れ、琉球國は無くなり、琉球民と呼ばれていた方々は日本人として生きる選択を自らされました。
当時の私はまだ成人したばかりで、その選択を静かに見守っておりました。何故なら琉球民の方々が自ら選択をなさり、日本人である事を選んだ事は一人一人の背景は違いましても、「自ら選択をした」と言う部分において尊く思えました。
(出典 WIKIPEDIA)(中略)
しかし、沖縄は日本に復帰することを選択する事により、一つの都道府県として様々な未来像を描くことが可能になりました。日本に復帰したことにより、あらゆる課題を解決する能力が飛躍的に拡大したのです。
(中略)
皆様にも50周年を機に、今一度、沖縄県祖国復帰の意味を考えていただきたいと願っております。沖縄県祖国復帰は沖縄県民自身が選び取った歴史です。祖国復帰の実現を成し遂げた先人の功績を、県民のみならず、日本国民があらためて思い起こし、深い感謝を忘れてはならないものと思っております。
引用元 八重山日報2022年1月1日号
尚衛氏の指摘の通りだ!!
1972年の沖縄県の祖国復帰も、沖縄県民が選び、決定した決断なのである。そして、本土の国民もそれを大応援し、また復帰を実現するべく、血の滲む努力を行ったのである。いわば、だ。1972年の沖縄県の祖国復帰は沖縄県民と本土の国民の合作であり、歴史的大成功なのである。
尚衛氏は、「祖国復帰の実現を成し遂げた先人の功績を、県民のみならず、日本国民があらためて思い起こし、深い感謝を忘れてはならないものと思っております。」と言うが、その通りなのだ!!
こうしてみると、屋良氏の発言は、冗談であっても、この尚衛氏の精神とは正反対のものに思えてしまう。今、大事なのは全国民も沖縄県民もこれまでの歴史と決断を尊重するべきなのだ。そうであれば、軽々しく、独立などと言えるはずもない。
既に落選したとはいえ、先の衆院選で公認した以上、泉代表はこの発言を認めるかどうか、説明するべきだ。まさか、菅直人氏の発言のように個人の発言で済ますのか???
本土の我々も沖縄県民の過去の決断に感謝と尊敬を捧げるべきである。