【参院選】立民・泉代表「立憲民主党が中心となって(野党で)過半数の確保を目指す」 仕切れるの?「共産外し」でドタバタを演じたのに?
「共産外し」の枠組みをめぐり、共産党とれいわ新選組に謝罪・撤回をするというドタバタを演じた立憲民主党が、夏の参院選で野党で過半数の獲得を目指す考えを明かした。
立憲民主党は衆参両院の国会議員が参加する懇談会などを開き、泉代表は国会論戦で政府・与党を追及して政策の転換につなげたとして実績をアピールし、夏の参議院選挙では野党で改選議席の過半数の獲得を目指す考えを強調しました。
立憲民主党は19日、地方組織の代表者を集めた会議と衆参両院の国会議員が参加する懇談会をそれぞれオンラインで開き、今月27日の党大会で決定する今後1年間の活動計画案などについて意見を交わしました。
このうち国会議員との懇談会で、泉代表は「国会の予算審議では統計不正や経済安全保障の問題を徹底的に追及したほか、18歳以下への10万円相当の給付などで政府の方針転換を実現した」と述べ、去年11月の代表就任からの党の実績をアピールしました。
そのうえで「こうしたわれわれの取り組みをさらに伝えていくため、広報体制を強化していかなければならない」と述べました。
そして夏の参議院選挙について、泉氏は「総力を結集して戦っていかなくてはならない。立憲民主党が中心となって、少なくとも改選議席の過半数の確保を目指す」と述べ、候補者の擁立作業を加速させていく考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220219/k10013493061000.html
泉代表は「総力を結集して戦っていかなくてはならない。立憲民主党が中心となって、少なくとも改選議席の過半数の確保を目指す」というが、今の状況で立憲民主党が仕切って野党がまとまるとは到底思えない。それどころか党をまとめるのにも一苦労しそうだ。
また、連合との協力関係はどうするのか。連合は参院選の基本方針で、支援政党も両党との協定締結も明記せず、立憲民主党と国民民主党の出方をうかがっている。連合の支援なしでは野党で過半数確保どころか立憲民主党は現状維持さえ危ぶまれる。
共産党との共闘関係はどうするのか。連合は基本方針に「目的や基本政策が大きく異なる政党」と連携する候補を推薦しないと明記したことに関し、芳野会長は「共産を念頭に置いている」と明言している。共産党との共闘を持続させる限りは連合の反発は避けられないだろう。国民民主党と日本維新の会も共産党とは共闘をしない姿勢を示している。また、連合の中には維新の会との連携にも反発する声が少なからずあるようだ。
立憲民主党が野党の中心となるのはいいが、その前に片づける問題が山積みなのではないだろうか。
「共産外し」の枠組みの際のドタバタを演じているようでは仕切り役は到底無理だ。