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【天皇陛下62歳の誕生日】心よりお祝い申し上げます。天皇陛下の御長寿を御祈願致すとともに、皇室の弥栄をお祈り致します




今日は天皇誕生日。天皇陛下は62歳の誕生日を迎えられた。

心よりお祝い申し上げます。天皇陛下の御長寿を御祈願致すとともに、皇室の弥栄と日本の平和と繁栄をお祈り致します。

皇居・宮殿で行われた会見で、陛下は、長引くコロナ禍で、苦労を重ねる人たちを案じる思いを示したうえで、成年皇族となられた長女の愛子さまについて、次のように述べられた。

天皇陛下「いつの間にか二十歳という年齢を迎え、大人の仲間入りをすることになったことを感慨深く思いました」

また、「多くの人々に助けられ、支えられているということに、愛子が感謝の気持ちを持っていることを、親としてもうれしく思っています」と、父親としての心境を明かされた。

https://www.fnn.jp/articles/-/319716

ツイッターではお祝いのコメントが次々と投稿される。

このほかにも、多くの一般のユーザーも天皇陛下のお誕生日を慶ぶコメントを投稿していて、陛下が慕われ愛されていることを確認できた。

天皇陛下は記者会見で、話題となっている皇位継承について問われると、以下のようにお答えになられた。

皇位継承について
(質問)
政府の有識者会議が報告書をまとめ、皇族数の確保策として女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つを示しました。

一方、皇室の歴史を振り返ると、過去には皇位を巡る危機的な時期が幾度もあり、そのたびに乗り越えてきた経緯があります。

歴代天皇について深く学んでこられた陛下は、今日まで皇位が連綿と継承されてきた長い歴史をどのように受け止められていますか。

(天皇陛下のお答え)
皇室の歴史をひもとくと、皇位が連綿と継承される中では、古代の壬申の乱や中世の南北朝の内乱など皇位継承の行方が課題となった様々な出来事がありました。

そのような中で思い出されるのは、上皇陛下が以前に述べておられた、天皇は、伝統的に、国民と苦楽を共にするという精神的な立場に立っておられた、というお言葉です。

このお言葉に込められた思いは、ひとり上皇陛下のみのものではなく、歴代の天皇のお考えに通じるものと思います。

平成28年に愛知県の西尾市を訪問した折に岩瀬文庫で拝見した戦国時代の後奈良天皇の宸翰般若心経は、洪水など天候不順による飢きんや疫病の流行で苦しむ人々の姿に心を痛められた天皇自らが写経され、諸国の神社や寺に奉納されたものの一つでした。

その後、京都の醍醐寺では、後奈良天皇の般若心経を拝見し、奥書に「私は民の父母として、徳を行き渡らせることができず心を痛めている」旨の天皇の思いが記されていました。

さらに大覚寺でも、嵯峨天皇のものと伝えられる般若心経や、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇が自ら写経された般若心経を拝見しました。

このように歴代の天皇は、人々と社会を案じつつ、国の平和と国民の安寧のために祈るお気持ちを常にお持ちであったことを改めて実感しました。

また、武ではなく文である学問を大切にされてきたことも、天皇の歴史を考えるときに大切なことだと思います。

例えば、鎌倉時代の花園天皇が皇太子量仁親王に宛てて書き残された、いわゆる「誡太子書」においては、まず徳を積むことの大切さを説かれ、そのためには道義や礼儀も含めた意味での学問をしなければならないと説いておられます。

このような歴代の天皇の思いに、深く心を動かされました。

私は、過去に天皇の書き残された宸翰などから得られる教えを、天皇としての責務を果たしていく上での道しるべの一つとして大切にしたいと考えています。

そして、その思いと共に皇位を受け継いでこられた、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、研さんを積みつつ、国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての務めを果たすべく、なお一層努めてまいりたいと思っています。

【全文】天皇陛下 62歳の誕生日 記者会見」より

また、新型コロナウイルスについては、以下のようにお答えになられた。

長引く感染症の感染拡大への対策を継続することは大きな努力を要します。

親しい人との直接的な接触を避け、暮らしの隅々にも注意を払うよう、自らのできる範囲で感染の拡大防止に努めている人も多くいると思います。

こうした国民の皆さん一人一人の努力を深く多といたします。

長く困難な状況が続いておりますが、今しばらく、誰もがお互いを思いやりながら、痛みを分かち合い、支え合う努力を続けることにより、この厳しい現状を忍耐強く乗り越えていくことができるものと固く信じております。

【全文】天皇陛下 62歳の誕生日 記者会見」より







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