岸田総理、ロシアのウクライナ侵攻でポーランド首相と電話会談を開催!!更にはクアッド首脳会議も!積極外交を大展開中!!
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、岸田総理が外交を活発化している。ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談ももちろんだが、今回は隣国ポーランドの首相との電話会談を開催した。
ポーランド首相には我国への協力を要請した。
そして更にはクアッド首脳会議では、国際社会の連携を改めて表明した。
活発化する岸田外交。ウクライナ情勢の沈静化に向けて岸田総理にはその一翼を担ってもらいたい。
岸田総理、ウクライナの隣国ポーランドに協力要請!!
ロシアによるウクライナ侵攻で国際社会は一致結束して制裁を実施した。その制裁の一方で、各国は積極的な外交を展開している。
岸田総理も積極的に外交を展開しており、ポーランド首相に対して我国への協力を求めた。
邦人保護に全力を尽くしてまいります。私自身、昨日、ポーランドのモラヴィエツキ首相との電話会談で、ウクライナ在留邦人のポーランドへの円滑な入国等に協力を要請し、先方からは、最大限の支援を提供する旨、発言がありました。ポーランドから他の国へ移動するためのチャーター機も手配済みです。引き続きウクライナのリヴィウ市及びウクライナ国境に近いポーランドのジェシュフ市に開設した臨時連絡事務所を中心に、在留邦人の安全確保や出国支援に取り組んでいきます。
(出典 首相官邸)引用元 岸田内閣総理大臣記者会見
ポーランド首相に邦人保護への協力を要請した岸田総理。岸防衛相もポーランド国防相に協力を要請していた。
邦人保護への道筋をつけるのと同時に、欠かせないのが、国際社会が一致結束してこの事態に臨むこと。
岸田総理は我国の安全保障の柱の1つクアッド首脳会議でも、ウクライナ情勢を中心に議論している。
クアッド首脳会議、インドのモディ首相も参加!!
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、国連総会ではロシアに対する非難決議を採択した。しかし、全会一致とはならなかった。
その国連総会決議で棄権にまわったのがクアッドにも参加しているインドだ。そのインドを交えたクアッド首脳会議の議題に注目が集まった。
米ホワイトハウスが発表した共同声明によると、会談の目的は「全ての国の主権と領土保全を尊重し、軍事や経済、政治的な強制のない自由で開かれたインド太平洋へのコミットメントを再確認する」ことで、4カ国の首脳はウクライナの紛争と人道的危機について議論した。
また「地域の安定と繁栄を促進するメカニズムとしてのクアッドへの献身も再確認」されたという。
(中略)
4カ国首脳はインド太平洋地域における将来の人道的課題に対処するため、新たな人道支援・災害救援メカニズムを立ち上げるほか、ウクライナ危機への個別対応でも意思疎通のチャンネルを設置することで合意した。
(出典 首相官邸)
今回のクアッドが開催される前の2日には、国連総会決議を棄権したインド等を名指しでバイデン大統領は批判していた。(参考)
バイデン大統領が批判していたことを踏まえれば、クアッド首脳会議が開催され、認識を一致させたことの意義は大きい。
そして今回の会議では、岸田総理が呼びかけていたクアッド首脳会議の我国での開催にも改めて一致した。
プーチン大統領は核戦力を「特別態勢」に移すように命じ、核による威嚇も辞さない構えを見せている。これは「核兵器のない世界」を目指す岸田総理としても看過できない発言だった。
岸田総理はロシアのウクライナ侵攻後、ゼレンスキー大統領をはじめ、多くの国の首脳と会談を行ってきた。岸田総理にはロシアの横暴に屈することなく、国際社会と連携してより一層厳しい、そして実効性のある措置を採ってもらいたい。