予算案可決めぐり、立憲民主党が国民民主党との「密約」を問う⇒岸田総理は否定 国民幹部「立民はこんなことをしていたら、ますます有権者から見放される」
今年度の補正予算案が参議院予算委員会でも可決されたのだが、立憲民主党がまたも言いがかりをつけてきた。7日の参院予算委員会では、「トリガー条項」凍結解除をめぐり、自民党と国民民主党が密約を交わしたかどうかで議論となった。岸田総理は否定した。
7日の参院予算委員会では、岸田文雄首相と国民民主党の玉木雄一郎代表がガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」凍結解除をめぐり「密約」を交わしたかどうかが議論となった。
立憲民主党の小西洋之氏は「政治的な約束をしたか」と再三ただしたが、首相は否定。立民の質疑は国民の与党接近をけん制したもので、野党間のあつれきがあらわになった。
「予算委の場で発言した内容以上のことは何も約束していない」。7日の参院予算委で、首相は2度にわたり否定。4日の自民、公明、国民3党の党首会談についても「特定の政策で結論を得たということではない」と語った。
国民の榛葉賀津也幹事長が2月25日の記者会見で、トリガー条項の凍結解除について「(首相が)『必ずやる』と言ったと聞いている」と発言。国民は衆院本会議の採決で、2022年度予算案に賛成した。
立民内では「国民の動きは与党との参院選での協力やその先まで見据えたもので、このままでは連携できない」(幹部)といった反発の声が広がっている。
このため、小西氏は質疑で、国民を狙い撃ちした。もし、「密約」があったならば「大問題だ」と指摘。その場合、予算案の修正や税法改正案の提出が必要となり、予算審議に応じることはできないと念を押した。
一方、国民幹部は小西氏の質疑について「立民はこんなことをしていたら、ますます有権者から見放される」と冷ややかに語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9551a3aa93677a2ed28a28529f64e28fe1b6b39c
日本維新の会の音喜多駿議員は「密約と表現すると気持ち良いものではないが、公党同士の協議は何時でもありえることでは」と、公党同士の協議を密約と表現することに違和感を感じているようだ。
予算委員会。立憲・小西ひろゆき議員がトリガー条項解除について「とある公党」と連呼しながら、予算協議の裏側で政府与党との密約が行われていると批判。確かに密約と表現すると気持ち良いものではないが、公党同士の協議は何時でもありえることでは。手柄の取り合いが始まっている…?
— 音喜多 駿(日本維新の会 政調会長・参議院議員) (@otokita) March 7, 2022
そもそも、与党だけでも可決する議席数を保有している状況で裏取引する必要もないと思うのだが。
立憲民主党は「このままでは連携できない」と、国民民主党との連携に疑問を持っているようだが、玉木代表は共産党との関係があいまいなままでは「一線を画す」と述べている。立憲民主党の泉代表は「参院選では共産党との連携は白紙」と述べているが、連携しないとまでは述べていない。共産党は意地でも立憲民主党を離すまいという姿勢をとっている。まずはここを立憲民主党がはっきりしなくてはいけないだろう。
「「立民はこんなことをしていたら、ますます有権者から見放される」と冷ややかに語った」とあるが、確かに支持率が上昇する気配もなく、減っているのが現実だ。