• HOME
  • その他
  • 共産・志位委員長「岸田政権の本質からいって、政権交代はどうしても必要だ。そのためには野党共闘が必要だ」

共産・志位委員長「岸田政権の本質からいって、政権交代はどうしても必要だ。そのためには野党共闘が必要だ」




立憲民主党との連携を訴え続ける共産党の志位和夫委員長が、「政権交代はどうしても必要だ。そのためには野党共闘が必要だ」と訴えた。

 共産党の志位和夫委員長は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。「政権交代はどうしても必要だ。今夏の参院選は政権選択の選挙ではないが、自公政権に厳しい審判を下し、政権交代の足がかりにする結果を出さなければならない。そのためには野党共闘が必要だ」と語った。

志位氏は「これまで4回の全国規模の国政選挙を野党共闘で戦ってきた。その成果の上にたって今後も発展させていきたい」と強調。

「先の衆院選では野党共闘で一本化した小選挙区のうち、59選挙区で勝利した。そして59選挙区のうち56では野党4党の比例票の合計よりも小選挙区での票のほうが多かった。4党の結束で4党の力以上に票が出た。この事実が野党共闘の効果を物語っている。野党共闘をしたから票が逃げたという見方はあたらない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc696b8a0cdc808a7e04c3887d5dc8c1b5bed858

志位氏は「岸田政権の本質からいって、政権交代はどうしても必要だ」と訴えた。

 岸田政権の本質からいって、政権交代はどうしても必要だ。今夏の参院選は政権選択の選挙ではないが、自公政権に厳しい審判を下し、政権交代の足がかりにする結果を出さなければならない。そのためには野党共闘が必要だ。

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220304/pol/00m/010/004000c

岸田政権ではダメだというが、共産党は安倍政権でも菅政権でも対峙し、さらに言えば自民党政権ばかりでなく民主党政権に対しても何かと反対してきたではないか。その民主党政権の末裔と共闘しようとすることに疑問を感じないのだろうか?

さらに志位氏はこれまでの共闘で票が逃げたはあたらず、一定の効果はあったと主張。

「共闘で票が逃げた」はあたらない
これまで4回の全国規模の国政選挙を野党共闘で戦ってきた。その成果の上にたって今後も発展させていきたい。立憲民主党には、参院選での協力のための一刻も早い話し合いを申し入れている。

先の衆院選では野党共闘で一本化した小選挙区のうち、59選挙区で勝利した。そして59選挙区のうち56では野党4党の比例票の合計よりも小選挙区での票のほうが多かった。

4党の結束で4党の力以上に票が出た。この事実が野党共闘の効果を物語っている。野党共闘をしたから票が逃げたという見方はあたらない。

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220304/pol/00m/010/004000c

確かにこれに関しては一理ある。しかし、肝心の支持層が逃げ出そうとしている。実際に立憲民主党の最大支持者の連合の芳野会長は「共産党とは相いれない」との認識を示した。さらに連合は、夏の参院選に向けた姿勢を表明する基本方針の素案に共産を念頭に「目的が大きく異なる政党や団体等と連携・協力する候補者は推薦しないという姿勢を明確に示す必要がある」と記載した。確かに候補者の調整をすれば野党からの当選者を一定数確保できるだろうが、支持率は下がる一方だということを覚悟しなくてはいけない。

その連合に対して志位氏は、連合も一枚岩ではないと述べてたうえで、連合の芳野会長の発言を批判した。

連合は一色ではない
連合の芳野友子会長が共産党との共闘はできないと発言しているが、私たちは連合を一色とは見ていない。連合の流れのなかには私たちと協力関係にある方々もいるし、協力している地域もある。ただ、芳野氏の発言のなかで、共産党に関して「民主主義とはあいいれない政党」などと根拠のない非難をしていることは看過できない。

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220304/pol/00m/010/004000c

ここまで見て、明らかに立憲民主党に向けての寄稿だということがよくわかる。「だから共闘しましょうよ」と言いたいことがひしひしと伝わる。

また志位氏は国民民主党にも言及した。国民民主党が予算案に賛成したことにより「国民民主党との共闘の条件はなくなった」と語っている。

 国民民主党が2022年度予算案に賛成したことについて志位氏は「(本予算は)自公政権のありとあらゆることがパッケージで詰まっている。賛成は政府・与党に白紙委任状を与えたことになる」と批判。「国民民主党との共闘の条件はなくなった」と語りました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-03-08/2022030802_02_0.html

もとより国民民主党は共産党との共闘は視野に入れておらず、むしろ共産党との連携を否定している。「国民民主党との共闘の条件はなくなった」と語るのは捕らぬ狸の皮算用だ。

志位氏の寄稿を見て感じたのは必死さだ。立憲民主党を離さないという執念を感じた。立憲民主党はどうするか態度を明らかにしないと、共産党は意地でも離さない姿勢を崩さず、共闘を前提として話を持ち掛けるだろう。共闘するのもしないのも立憲民主党次第だが、態度を明らかにするのが遅くなるほど支持層は減っていくと考えるべきだ。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!