佐渡金山の世界遺産登録をめぐる韓国政府の活動が活発化！対する我国の外務省の動きは報道されず！！
岸田総理の決断によってユネスコへの推薦が決まった佐渡金山。２月頭には閣議決定がなされたわけだが、その後の外務省の動きは一向に報道されない。
一方、韓国は外相がユネスコ事務局長と会談を実施するなどロビー活動を活発化させている。更に３日には韓国政府が設置した官民合同タスクフォースが２回目の会議を開催している。
我国の外務省は、佐渡金山の世界遺産への推薦に消極的な姿勢だった。まさか閣議決定されたにも関わらず得意のサボタージュをしているのか。
目立った動きがない外務省。岸田総理、林外相は本気で佐渡金山の世界遺産登録を実現する覚悟があるのか。
積極的なロビー活動を展開する韓国政府！！
佐渡金山の世界遺産への登録を閣議決定した際、猛烈な反発をしたのが韓国だ。その韓国で着々と我国に対する包囲網を形成しようとしている。
韓国の鄭義溶（チョン・ウィヨン）外相は訪問先のパリで２２日（現地時間）、国連教育科学文化機関（ユネスコ）のアズレ事務局長と会談し、日本政府が「佐渡島の金山」（新潟県）を世界文化遺産に推薦したことについて「強い懸念」を伝えた。韓国外務省が２３日に発表した。
鄭氏は、インド太平洋地域の外相らが参加してパリで２２日に開かれた会合でも「域内国家間の歴史問題が依然として存在する」と言及した。韓国メディアは、名指しこそ避けながらも、歴史問題での日本との対立を念頭に置いたアピールとの見方を伝えた。
（出典 外務省）
韓国外相は、ユネスコ事務局長のみならず、インド太平洋地域の外相にも韓国政府の主張を喧伝してまわっているのだ。
更に３日には、官民合同のタスクフォースの２回目の会議を開催した。その会議では「朝鮮半島出身者の強制労働があった場所を新たに世界遺産に登録しようとする日本の姿を世界中に問題提起し続けること」で一致したと報道されている（参考）。
一方で我国の対応は、「動く自民党」「沈黙の外務省」！！
韓国がロビー活動を活発化させている一方で我国の対応はというと、自民党が議連を発足すると報道されている。
「佐渡島の金山」（新潟県）の世界文化遺産登録の実現を目指す政府の省庁横断型タスクフォース（作業部会）を後押しするための自民党内の議員連盟が近く発足することが２２日、分かった。同党所属の衆参の全国会議員に参加を呼びかける。
同党新潟県選出国会議員でつくる世界遺産登録推進議連の副会長の高鳥修一衆院議員が記者団に明らかにした。
（出典 自民党）
政治の動きが伝えられる一方で、外務省の動きについては全く報じられていない。外務省は当初、韓国への配慮の姿勢を見せ「今年やるのが良いのかどうか」といった慎重論が蔓延し、国内推薦候補地に決まったにも関わらず、推薦見送りの調整に動いていた（参考）。
岸田総理が「最後は俺が決める」と決断し、次のように報じられている。
「世界遺産に登録できるように、冷静で丁寧な議論をやろう。米国や韓国をはじめ、関係国にしっかりと説明してくれ」
首相は２８日午後、官邸の首相執務室に林芳正外相や末松信介文部科学相ら関係閣僚を集め、こう指示した。
（出典 首相官邸）
岸田総理の指示がありながら外務省は何をしているのか。
岸田総理、林外相は本気で佐渡金山の世界遺産登録を目指すなら、近年何の役にも立たない外務省を早急に改革すべきだ。
旧態依然の外務省がロビー活動を行うのであれば、世界遺産に登録できるものもできなくなるのが必至だ。
（出典 史跡 佐渡金山）