風評被害の払拭に努める強い決意を改めて表明した岸田総理!一方で元首相5人から反省の声はなし!!どうしてなの???
東日本大震災から11年の時が経った。11年の歳月が流れても復興は道半ばだ。岸田総理は11日、東日本大震災の被災地を視察し、改めて復興への決意を示した。
復興に向けて避けては通れないのが福島第一原子力発電所事故だ。貯まり続ける処理水の海洋放出にめぐり岸田総理は風評被害の払拭に努めている。
その一方で風評被害を助長させることにしか意味をなさない書簡を欧州委員会に送った元首相5人からは反省の声が聞こえてこない。
政府が払拭しなければならない風評被害は数多ある。岸田総理には風評被害を1つ1つ払拭し、復興を加速させてもらいたい。
岸田総理が改めて表明した風評被害の払拭!!
3月11日、岸田総理は福島県を訪問し、福島県主催の祈念式典に出席した。11日当日に総理が福島県を訪問するのは初めてのこと。岸田総理は被災地の視察も行い、風評被害の払拭に努めることを改めて表明した。
岸田文雄首相は12日、発生から11年を迎えた東日本大震災の被災地を視察した後、宮城県石巻市内で記者団の取材に応じた。東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、「安全性について安心感を醸成していくことが重要だ。風評被害は生じさせないという決意を持って、対策に政府を挙げて取り組む」と語った。
国際原子力機関(IAEA)の調査団が処理水の安全性を検証するために2月に来日し、4月に報告書を公表する方針だ。首相は「国際原子力機関(IAEA)の協力などもしっかりと得ながら、安全性の確保にまず努めなければならない」と述べた。
(出典 首相官邸)
岸田総理は安全性があることが前提とし、処理水の海洋放出を決定するつもりだ。
岸田総理は海洋放出の準備を進めると同時に、風評被害への対策、そして風評被害を被った場合の支援策を検討してもらいたい。
岸田総理が風評被害の払拭に努める一方で、風評被害を助長しかねない情報をばらまく人たちもいる。
元首相5人の書簡、反省の声は聞こえず!!環境相が風評被害の払拭に大奔走!!
政府が福島第一原発事故の風評被害の払拭に努めている中、元首相5人が欧州委員会に送付した書簡が大きな波紋を呼んだ。
しかし、だ。書簡に名を連ねた小泉純一郎氏、細川護煕氏、菅直人氏、鳩山由紀夫氏、村山富市氏の元首相5人からは反省の声が聞こえてこない。2月には取りまとめた団体が反論書簡を送ってきたことが明らかになっている。
松野博一官房長官は10日の記者会見で、首相経験者5人が東京電力福島第1原発事故で多くの子供が甲状腺がんに苦しんでいるとの見解を欧州連合(EU)の欧州委員会に送付し、日本政府が誤った認識だと抗議した問題で、元首相側の主張をまとめた書簡が山口壮環境相宛に届いたと明らかにした。
5人の意見を取りまとめたとする民間団体から2月6日付で文章が送付。関係者によると、政府への反論や質問で10日を期限に山口氏に回答を求めている。
(中略)
山口氏は5人に抗議する書簡を送付し、2日にはパトリシア・フロア駐日EU大使と面会して誤りの内容を伝えた。政府側は、福島県の検査で見つかった甲状腺がんについて、国内外の公的専門家会議が「現時点で放射線の影響とは考えにくい」との見解を示していると主張している。
(出典 環境省)
反省をするどころか、書簡を取りまとめた団体は反論等の書簡を送るとは呆れるばかり。その一方で山口環境相は駐日EU大使と面会し、元首相5人の書簡による風評被害の払拭に努めていた。
政府と国民が一丸となって風評被害の払拭、諸外国の日本産農産品の輸入規制撤廃に向けて動いている中、元首相5人のように風評被害を助長させかねない動きは、断じて許されるものではない。
こうしたフェイク情報に負けずに、岸田総理、そして関係閣僚には、今後も東日本大震災の被災地の復興に尽力してもらいたい。