維新・松井代表、立民・泉代表の「『首脳会談・共同声明』が絶対条件だ」に「こちら側はオンラインでできるようにきちんと用意するだけだ。ピントの外れたコメントが一番問題だ」
ロシアから侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説をしたいと打診したことに対して、国民民主党の玉木雄一郎代表が「日本の国会でもやったらいいではないか」とツイッターに投稿した一方で、立憲民主党の泉健太代表は「国会演説の前に『首脳会談・共同声明』が絶対条件だ」と述べた。実際これについてはネット上でも意見が割れている状態だ。
泉代表の前提条件については共同声明を出した方がよりゼレンスキー大統領の発言に日本が追認したしたと受け取られかねないと感じる。日本維新の会の松井一郎代表は「こちら側はオンラインでできるようにきちんと用意するだけだ。ピントの外れたコメントが一番問題だ」と泉代表の発言を批判した。
日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は17日の記者会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領が国会での演説を打診したのに対して首脳会談などが前提条件だと主張した立憲民主党の泉健太代表を批判した。
松井氏は「こちら側はオンラインでできるようにきちんと用意するだけだ。ピントの外れたコメントが一番問題だ」と述べた。
まさにこれだ。泉代表は国益に損なう可能性もあると考えているようだが、打ち合わせなしで国会で語らせた方が日本への影響は少ないのではないか。演説後にゼレンスキー大統領の発言について評価をすればいい。日本が追認するか日本の考えと相いれないとするかは演説の後だと個人的には思う。
一方で、ウクライナへ侵攻しているロシアを擁護しているとたびたび話題になっている鈴木宗男議員については党所属ということで擁護の姿勢を見せた。
松井氏はまた、維新の鈴木宗男参院議員がロシアの侵攻をめぐりウクライナ側の対応も問題視する発言をしたことに関し、「責任は全てプーチン大統領にある。ウクライナにはない」と述べた。その上で、「(鈴木氏は)ロシアに対してじくじたる思いを持っている人で、ロシアに寄っているわけでは全くない」と擁護した。
これに関しては「個人の見解なので」に留めた方がよかったのではないかと感じた。これでは維新の会が鈴木氏の発言に同調していると受け取られかねない。
「ウクライナ有事を作った原因はウクライナの側にもある」という発言はとてもではないが受け入れ難い。