• HOME
  • 政治ニュース , 野党
  • 立民・泉代表、国民に対して「野党であるというならば、野党としてしっかりと振る舞っていただきたい」

立民・泉代表、国民に対して「野党であるというならば、野党としてしっかりと振る舞っていただきたい」




立憲民主党の泉代表は、予算案に賛成した国民民主党に対して、「野党であるというならば、野党としてしっかりと振る舞っていただきたい」と述べた。

野党としてふるまうとはどんなことだろう?納得したものでもとりあえず対立の姿勢を見せるべきという事なのだろうか。

国民民主党については同党の小川政調会長が「国民民主党は準与党。橋を渡ったと受け止めている」(参考)と述べたのに対して、泉代表は「兄弟政党」を強調した。

■「まぁ、兄弟というのは縁の話なので…」

国民民主の位置づけについて問われた泉氏は、「今は多分、(与党と野党)どちらでもないような状況なのかなと思いますよね」と応じ、「与党」という言葉を避けた。これまでの発言からのトーンダウンを指摘されると、「野党であるというならば、野党としてしっかりと振る舞っていただきたい」。次のように話し、協力の余地を残した。

「立憲民主党としては、当然自民党とは異なる選択肢を国民の皆様に提示をしていくということなので、そこに協力的なのか、また協力的ではないのかというところを引き続き見定めていきたい」

国民民主との距離感を示す言葉として、泉氏は「兄弟政党」という言葉も口にしてきた。現時点での認識を問われると、「まぁ、兄弟というのは縁の話なので…もちろん、ね、兄弟の間の距離感というのは、そのときそのときで違うかもしれませんが、兄弟は兄弟じゃないですか?と思います」。立憲、国民民主ともに旧民主党がルーツになっていることを指している。

「今もまだ兄弟」なのかという確認には次のように話し、距離感や行動によって兄弟政党か否かが変わるものではないとの考えだ。

「『まだ』とかじゃないですよね?それはあの、成り立ちからすれば、兄弟じゃないですか。ただ、兄弟だからといって、性格が一緒なわけでもなければ、行動が常に一緒なわけではないというところがあるのかもしれませんね…」

引用元 立憲泉代表、国民民主に「野党として振る舞って」 それでも「兄弟政党」めぐり「兄弟は兄弟です」

泉代表は「兄弟政党」ということで、日本維新の会よりは国民民主党が近い政党であることを訴え、参院選での協力を取り付ける可能性はまだあると思っているようだ。

確かにあるかもしれない。だが、さんざん言ってきたが共産党との関係を明確にすることだ。玉木代表は共産党が加わる協力関係には否定的で、志位委員長も「国民民主は選挙協力の対象にならない」と先日述べたばかりだ。

共産への対応も焦点だ。玉木氏は共産との関係を明確にしない限り、立民との調整には応じない構えだ。共産の志位和夫委員長も24日の記者会見で「国民民主は選挙協力の対象にならない」と立民を牽制(けんせい)しており、泉氏が股裂き状態から脱することができるのかが注目される。

引用元 立民・泉代表、国民民主との関係に苦慮 揺れる言動

国民民主党と協力するために共産党と離れるか、それとも国民民主党との協力を諦めるか、選択が迫られている。このままぐずぐずと時間だけを浪費していては候補者調整が進まず、共闘どころではなくなるかもしれない。

これまでは兄弟政党の兄としてマウントをとってきた立憲民主党だが、弟もいつまでもいう事を聞いてはいられない。兄弟の袂を分かつ時が来たのではないか。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!