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自民・新藤政調会長代理「憲法審で安保議論を始めたい」 立民・小川政調会長「便乗するのはいい加減にしてほしい」




フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に自民党の新藤義孝政調会長代理と立憲民主党の小川淳也政調会長が出演し激論を交わした。

少々感情的な小川氏に対して冷静に受け答えする新藤氏という場面が目立った。議論のテーマは「緊急事態条項」設置をめぐる議論についてで、それぞれ党の立場に沿った主張がされていた。

新藤氏は「憲法9条の最大の問題は、国防に関する規定がないこと。規定がないまま、『戦力を持たない』というだけで、運用や解釈をしようとしている」と指摘し、憲法審査会の場で議論する意欲を示した。

衆院・憲法審査会で筆頭幹事を務める自民党の新藤義孝政調会長代理は、10日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、「憲法審査会で安全保障に対する議論を始めたい」と述べた。

新藤氏は、「憲法9条があるから、この国に危険が迫っているのに何もしません(という理屈は)ありえない」と語った上で、「憲法審査会で安全保障に対する議論をこれから始めたい」と述べた。

具体的には、「憲法9条の最大の問題は、国防に関する規定がないことだ。規定がないままに『戦力を持たない』というだけで、国の運用や解釈をしようとすることに問題がある」と指摘した。さらに、憲法を改正して緊急事態の際の規定を新設する必要性を重ねて強調した。

引用元 自民・新藤氏「憲法審で安保議論を始めたい」

これに対し、小川氏は「コロナが起きたら憲法改正、ウクライナ情勢で憲法改正、というように便乗するのはいい加減にしてほしい」と非難した。

番組で小川氏は、自民党の新藤義孝政調会長代理と、自衛権をめぐる憲法解釈や緊急事態の際の規定を定める憲法改正などを議論した。

小川氏は、緊急事態における国会議員任期について「安易に権力者側の都合で、伸び縮みさせるようなことには極めて慎重であるべきだ」と述べた。そして、「コロナが起きたら『憲法改正だ。緊急事態だ』。ウクライナ情勢で『憲法改正だ、緊急事態だ』。便乗するのは、いい加減にしてほしい」と訴えた。

一方、自衛権と装備をめぐる議論では、「攻撃型大型空母や弾道ミサイル、長距離爆撃機を備えることが、自衛の範囲を超えないか、現実論として議論していかなければいけない」と述べた。

引用元 立憲・小川氏「便乗はいい加減にして」 新型コロナやウクライナ受けての改憲論議 

コロナやウクライナ情勢を目の当たりにして便乗と言えることがすごい。普通なら「緊急事態条項」設置をめぐる議論については、コロナを経験して不備がある点を見直す議論を行い法整備をしましょう。ウクライナではこんなことになったから、日本に置き換えてこういった事態にも対応できる法整備をしましょうという話と受け取るはずだが、小川氏は「便乗」という言葉を用いて、まるで「緊急事態条項」設置を悪しきものと言わんばかりだ。

自民党の細野豪志議員は小川氏の「便乗」発言にツイッターで反応。

「緊急事態条項」設置を便乗というのなら、これも便乗に値するのではないだろうか。

 ロシア軍のウクライナ侵攻でウクライナから多くの人が脱出している事態を受け、立憲民主党は29日、新たに「戦争等避難者」という在留資格を作って、日本が受け入れやすくする特例法案を衆院に提出した。難民の受け入れに消極的な日本の入管行政の見直し議論にもつなげたい考えだ。

引用元 立憲、新たな在留資格を創設する法案提出 ウクライナ以外も想定

個人的にはどちらも便乗だとは思わないが、シリアやアフガニスタンから逃れた人々への適用も想定している点を考えれば、こちらの方が便乗性が高いと思われる。ずいぶんうまく言葉を使い分けると感心した。

他にもネット上では小川議員の発言をめぐりツッコミが殺到していた。







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