岸防衛相が奔走中!対中国を睨み日比初の2プラス2開催!更に防衛産業の企業トップらと初の意見交換を実施!!!
岸田総理が初めて編成した今年度予算。岸田総理、そして岸防衛相が「必要な防衛力の強化」を主張していたこともあり、計上された防衛費は過去最大を記録した。
岸田総理、岸防衛相は、防衛費の増額だけではなく、多角的な安全保障関係の構築にも奔走している。
つい先日も中国を睨み、フィリピンとの間で初めて2プラス2が開催された。フィリピンは我国と同様に、中国の脅威に晒されている国だ。中国包囲網を着々と形成しつつあるのだ。
更に岸防衛相は近年衰退が指摘されている防衛産業の企業のトップらと初の意見交換を実施し、防衛力の基盤にテコ入れする姿勢を示している。
我国の安全保障を確立する為に奔走する岸防衛相。岸田総理と同様にその手腕に注目だ。
初開催!フィリピンとの2プラス2!!
安倍政権以降、我国は多角的な安全保障に務めてきた。その柱の一つが2国間の外務防衛閣僚会合、通称2プラス2だ。
この2プラス2が初めてフィリピンとの間で開催された。もちろん念頭に置いているのは我国とフィリピンの両国の脅威になっている中国だ。
冒頭、林大臣は「中国による力を背景とした一方的な現状変更の試みは東シナ海や南シナ海でも継続しており、われわれは国際秩序に対する多くの挑戦に直面している」と述べました。
協議で取りまとめられた共同声明では、海洋進出を強める中国を念頭に、東シナ海や南シナ海の状況に深刻な懸念を表明し、緊張を高める行為に強く反対しました。
(中略)
また、日本・フィリピン両国の間で防衛装備品や技術の移転を進めるとともに、自衛隊とフィリピン軍との間で物品などの相互提供を円滑にするための枠組みについて検討を始めるなど、防衛協力を強化していくことで一致しました。
(出典 防衛省・自衛隊公式TWITTER)
林外相の言う通り、中国の挑戦に我国、そしてフィリピンは直面している。林外相は中国を意識した発言を行っているが、それよりも注目すべきは、自衛隊とフィリピン軍との関係だ。今後、防衛装備品や技術移転等について進めていくとし、自衛隊とフィリピン軍との円滑化の為の枠組みも検討するというのだ。
我国の安全保障について、しっかり現実を直視している岸防衛相のことだ、早急に枠組みを提案してくれるに違いない。
その岸防衛相だが、我国の防衛装備品を支える企業らと初めての会談を実施した。
撤退相次ぐ防衛装備品関連企業、現状把握の為に企業のトップらと初会談!!
フィリピンとの2プラス2でも議題に上がった防衛装備品の移転。これが叶えば、日比関係がより深化することに疑いはない。
しかし、だ。防衛装備品に目を向けてみると、生産に関わる企業の撤退が相次いでいるのだ。こうした状況を受けて岸防衛相は、防衛産業の企業らのトップと初の意見交換を開催した。
岸信夫防衛相は13日、防衛装備品の生産に携わる国内企業トップらと防衛省で意見交換した。
利益率の低さなどを理由に装備品生産から撤退する企業が相次いでいることを受けたもの。岸氏は冒頭、「防衛産業はいまや防衛力の一部で、その強化なくして防衛力強化は成り立たない」と述べ、官民挙げての対策を呼び掛けた。
参加した企業は、川崎重工業や三菱電機、富士通など15社。利益率アップや、装備品輸出に対する国の関与強化を求める意見が出たという。
(出典 防衛省・自衛隊)引用元 岸氏、防衛産業界と意見交換
国内の防衛産業の衰退は見過ごすことが出来ない危機的状況だ。官民一体となって、防衛産業の基盤維持に努めなければならない。
岸田総理、岸防衛相は「必要な防衛力の強化」を目指しているが、国内の防衛産業の基盤が脆弱になってしまっては元も子もない話になる。
防衛力を強化する為にも、安定した防衛産業の育成は必要不可欠だ。武器をアメリカから購入しているだけでは、防衛を自国でしているとは言えないからだ。