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玉川徹氏「牛丼中毒」を問題視⇒「中毒になるほど夢中にさせる」は外食チェーンや食品会社の目指す道では?




ワイドショーを中心にテレビでは吉野家常務の不適切発言でお祭り騒ぎ状態だ。朝から晩までこの話題だ。マスコミの不祥事もせめてこの半分ぐらい取り扱えばいいものをと思いつつ見ていた。

テレビ朝日のモーニングショーも同じくこの話題に触れ、玉川徹氏もトンチンカンではあるが“舌好調”だった。

 テレビ朝日の玉川徹氏が19日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。今月16日に牛丼チェーン「吉野家」の伊東正明常務(企画本部長)が、早稲田大学日本橋キャンパスで開かれた社会人向け講座で不適切な発言をしたことコメントした。

問題となったのは、早大主催「デジタル時代のマーケティング総合講座」の初回講義。18日に謝罪した吉野家によると、伊東氏は「不適切な表現で不愉快な思いをする方がいたら申し訳ない」と前置きした上で、若者を牛丼好きにするための戦略について「地方から出てきた生娘さんが、初めて(吉野家を)利用して、そのままシャブ漬けになるような企画」と表現した。19日、吉野家は伊藤常務の解任を発表し、「コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」などと、公式サイトにつづった。

今回の発言について、玉川氏は「人権、ジェンダーの問題もあるともちろん、思いますよ。あるんですけど、僕が一番びっくりしたのは牛丼中毒にするっていう、ここなんです。外食チェーンとして中毒って…」とあ然。“中毒”という単語を辞書でもう一度調べたといい、「いい意味なんかないんですよ。中毒って言葉に。常務ですから、経営方針、社の目的として客を中毒にさせようと思って、思ってるんですか?って思っちゃうんです。そう受け取りました」とあきれ顔。「吉野家の牛丼好きで、たまに食べたくなるんですよね。なんで、たまにどうしても食べたくなるんだろうなって思ってたんですけど、作っているほうは僕を中毒させようと思って作ってたのかと思うと、ちょっと引きますよね」と見解を示した。

さらに「発想の順番として、おいしいものを提供して、おいしいって思って、また食べたくなって、おいしいものを食べにいくっていうふうなことじゃないんじゃないの?って思っちゃう。中毒にするってことが目的なんだから、依存させると。依存させるためにはどういうふうにしたらいいのかって考えながら、食品を作ってるってことになっちゃうと、なんか目的がそれだとすると、どんな手段が出てくるんだろうて、怖くなっちゃう」と続けた。

引用元 玉川徹氏 吉野家元常務の不適切発言にあ然「中毒って…ちょっと引きますよね」

テレビ朝日の不祥事のこともそれくらいの勢いで語って欲しいものだ。

玉川氏は「生娘をシャブ漬け」「右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘の内に」よりも「牛丼中毒」を問題視しているようだ。ワードとしては違和感を感じるかもしれない。吉野家を擁護するわけではないが、「夢中にさせる」「もっと食べたくなる」「また食べたくなる」というのはファーストフードはじめ外食チェーンが目指す道であり、「牛丼中毒」が意味するところだ。ちなみに「生娘をシャブ漬け」「右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘の内に」は問題外だ。常務の解任は当然だ。

昔から「マック中毒」「コーラ中毒」「ラーメン中毒」という言葉は日常会話で普通に使われてきた。(「ニコチン中毒」や「アルコール中毒」とは違いますよ~!)

外食チェーン以外にも「やめられないとまらない」を謳い文句にしているお菓子もあれば魔法の粉と言われるお菓子もある。長年愛されるカップラーメンもある意味、消費者を中毒状態にしていると言えよう。変な薬を入れて中毒にさせるというのは問題外だが、味を追求して客を夢中=中毒にするのは企業努力だ。

玉川氏は「おいしいものを提供して、おいしいって思って、また食べたくなって、おいしいものを食べにいくっていうふうなことじゃないんじゃないの?って思っちゃう」と述べている。それが中毒の意味するところなのだ。たしかに中毒を辞書で調べれば玉川氏が言うようによくないことばかり書いてある。しかし、今回の「牛丼中毒」と辞書にある中毒を同列に扱うならコメンテーターを辞することを進める。







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