ロシア、日本人外交官8人を国外追放へ 自民・佐藤外交部会会長「この報復は織り込み済み」
ロシアが駐露日本人外交官8名を国外追放すると27日に発表した。日本政府は4月8日、日本に駐在するロシアの外交官ら8人を国外に追放することを発表し、8名は20日、日本を出国した。人数をそろえたことでロシアの日本人外交官追放は外交上の報復措置であることがわかる。
ロシア外務省は27日、ロシアに駐在する日本人外交官8人を国外追放すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻に抗議して在日ロシア大使館の外交官らの国外追放を決めた日本側への報復措置。日ロ関係の一層の悪化は避けられない情勢となった。
発表によると、27日にモスクワで在ロシア日本大使館の代表者を呼び8人の国外追放を通告。5月10日までの出国を要求した。
ロシア外務省は、岸田政権がウクライナでの軍事作戦に関し、欧米に同調してロシアに対する中傷を拡散していると主張。あからさまに反ロシア的政策を取り、長年積み上げられてきた両国の協力関係を破壊していると批判した。
当然日本も想定内のことで、自民党の佐藤正久外交部会会長は「この報復は織り込み済み。邦人保護には影響はほとんどなし。」とツイッターで報告した。
【予想通り露は報復をやってきた、ただ、ここで怯んではいけない。覚悟を持ってやらないと。報復を恐れず制裁は進める事が大事→ロシア、日本の外交官8人を追放 ウクライナ巡り報復措置】
ただ、この報復は織り込み済み。
邦人保護には影響はほとんどなし。 https://t.co/szjfTZEAya— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) April 27, 2022
佐藤氏が述べるように、こんなことで怯んではいけない。ここで怯むのがこれまでの日本の外交だったが、制裁は継続してこれまでと違うところを見せていただきたい。
ロシア側も人数を揃えた慣例的な報復措置をしたあたり、今は日本と直接揉めるだけの余裕はないのではないだろうか。