日本医師会の中川会長がマスクの効果を強調!!→山際担当相は段階的に緩和と言っていますが??ワクチンが一番の感染対策の効果があったのでは??政府の方針に反対なの???
新型コロナの3回目のワクチン接種率が5割を超えた。ワクチン接種の効果もあり、感染拡大の波は収まりつつある。
新型コロナの感染拡大期に頻繁にメディアに取り上げられていた人物がいた。日本医師会の中川会長だ。「自粛」という言葉ばかりを発していた中川会長だったが、一度たりとも効果的な案は記者会見でとうとう示さなかった。
その中川会長が、我国の感染抑制の要因について言及したのだ。2年も経ち、蓄積したデータから要因を導いたのかと思ったが、出てきた言葉はマスク着用に代表される「公衆衛生意識の高さ」というものだった。
一方で新型コロナ担当相の山際担当相は、マスク着用の段階的な緩和を示唆している。中川会長は、何を考えているのか???
時間が経ってわかったこと=公衆衛生意識の高さ??
日本医師会と言えば、我国を代表する医療従事者の団体だ。新型コロナとの戦いで最前線に立たれている医師もいる。
そうした現場からの情報等で日本医師会も十分に分析できるだけのデータは蓄積しているはずだが、中川会長が口にした感染抑制要因は、大疑問だ。
新型コロナウイルス対策をめぐり、海外でマスクの着用規制を緩和する動きが広がっていることについて、日本医師会の中川会長は22日、「日本の公衆衛生意識の高さが、諸外国と比べ感染者数の少ない結果をもたらしている」などと述べ、マスク着用は重要との認識を示した。
ワクチン接種が普及したことなどを背景に「ウィズコロナ」の社会を模索する欧米では、マスク着用の緩和が進んでいる。
中川会長は、岸田首相と官邸で面会後、記者団に、政府がマスク着用の呼びかけを続ける方針であることについて問われ、「日本の公衆衛生意識の高さが、諸外国に比べて感染者数や死亡者数が大幅に少ないという結果をもたらしている」と述べた上で、「非常に高く評価している」と強調した。
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公衆衛生意識の高さという結論はどうやって導き出したのか。マスク着用が重要と言いたいようだが、少なくとも、新型コロナの感染拡大期にも多くの人が着用していたはずだ。
どう考えても、菅前総理によるワクチンの大確保と接種が感染抑制の原因であろう??
中川会長は、何をもってマスク着用などの公衆衛生意識の高さが感染抑制要因になったと言っているのか???
そのマスク着用について政府では動きがある。
山際担当相、段階的緩和を示唆!!
政府内で新型コロナを担当している山際担当相は、マスク着用について、段階的な緩和を示唆している。
山際大志郎経済再生担当相は24日のNHK討論番組で、新型コロナウイルス対策で推奨されているマスクの着用について「オープンエアで外にいるときにはマスクはいらないというのはその通りだと思う」と述べ、段階的な緩和を検討する可能性を示唆した。
山際氏は、「新規感染者数が相当低い状況になり、普通に過ごしたときにうつるリスクを無視してもよい状況を作りたい。そういう状況になればマスクはいらない」と述べた。
(出典 内閣府)
この山際担当相の発言を聞けば、中川会長はただただ、政府内でのマスク着用の段階的な緩和についての動きを牽制したいだけではないのか。
中川会長がマスク着用に拘るなら、それなりのエビデンスを出してもらわなければ、誰も納得はしない。ワクチン接種数を増やすことが、今、一番大事なのではないか???
そして、だ。6月に会長選を迎える中川会長が再選に向けて出馬する意向をもっているというのだ。しかも、他の候補に動きはないと報じられている(参考)。中川会長に何らかの実績があるならともかく、疑問に感じてしまう。
新型コロナと懸命に戦っている医師の為にも、中川会長ではなく、新会長が日本医師会を率いていくべきだ。