岸田総理「時代にそぐわない部分は改正していくべきだ」⇒立民議員「ロシアより許せないのは与党」「どさくさ紛れにウクライナ問題をダシにして改憲に」
岸田文雄総理は憲法記念日の3日、都内で行われた「公開憲法フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、「時代にそぐわない部分は改正していくべきだ」「(憲法改正は)決して容易ではないが、挑戦し続けなければならない」と語った。
憲法記念日となる3日、岸田総理は憲法について「時代にそぐわない部分、不足している部分については改正していくべき」と訴えました。
岸田総理は、都内で行われたシンポジウムに自民党総裁としてビデオメッセージを寄せました。
自民党 岸田文雄総裁
「現行憲法も施行から75年が経過し、時代にそぐわない部分、そして不足している部分については改正していくべきではないか」憲法への自衛隊の明記や緊急時の内閣の権限強化など自民党が掲げる改憲4項目については「いずれも極めて現代的な課題で早期の実現が求められる」と述べました。
(※岸田総理のメッセージは11:57あたりから)先月のJNNの世論調査では、憲法を改正すべきとした人が53%と、改正すべきでないの32%を上回りました。
岸田総理はビデオメッセージで「憲法改正は国会で発議するものだが、最終的には主権者である国民が国民投票で決めるもの。憲法改正の主役は国民」とも述べていた。
これに対し、改憲反対勢力は集会を開き、その中には立憲民主党の奥野総一郎議員もいた様だ。奥野氏は「ロシアよりも許せないのが今の与党であります。ウクライナの問題をダシにして、改憲に突き進もうという姿勢を、私は許すわけにはいかない」と訴えたという。
一方、都内では、憲法改正に反対する集会も開かれました。
立憲民主党 奥野総一郎衆院議員
「ロシアよりも許せないのが今の与党であります。ウクライナの問題をダシにして、改憲に突き進もうという姿勢を、私は許すわけにはいかない」集会の参加者は「憲法9条は戦後最大の危機を迎えている」などと訴えたほか、政府・与党で進むいわゆる敵基地攻撃能力の保有の議論にも批判の声があがりました。
引用元 憲法記念日に岸田総理「時代にそぐわない部分 憲法改正すべき」…改憲反対派も集会「9条 戦後最大の危機」
ロシアより許せないのは今の与党だ。どさくさ紛れにウクライナ問題をダシにして改憲に突き進もうという姿勢を許すわけにいかない。どさくさ紛れに改憲を試みよう、国民をだまそうとしている。
日本の発展や守るために議論されていることがロシアの侵略よりも許せないそうだ。「どさくさ紛れ」とか「ダシにする」とか述べる人は、反省するとか参考にするという意識が希薄なのではないかと思ってしまう。ウクライナの問題を我が国の危機に置き換えて議論することを「どさくさ紛れ」とか「ダシにする」という発想しか持たないという事は、ウクライナ侵略を対岸の火事ととらえていなければ出てこない言葉だ。国会議員として致命的な危機感の無さだ。しかも、奥野氏は憲法審査会幹事として立憲民主党を代表して憲法審査会に出席している立場だ。そのような人物が述べていることだから、我々一般人としては、奥野氏の発言が立憲民主党の総意として受け取るしかない。つくづく日本維新の会や国民民主党のような改憲に前向きの議論ができる野党が出てきてよかったと思う。
どこの世論調査でも改憲議論の推進や憲法改正を望む声が多く上がっている。岸田総理が述べているように、憲法改正は国会で発議し、最終的に決めるのは国民だ。逆に言えば、国会で発議されない限り、我々国民は判断を下せないのだ。改憲反対政党の行動は、我々国民の判断を邪魔しているとしか思えない。憲法審査会でしっかり議論を重ね、国民に周知させて熟考させてほしいものだ。判断するのは議員ではなく国民だ。