岸田総理の交渉が結実！イギリスが日本産食品の輸入規制を撤廃へ！そして円滑化協定も大枠合意！
岸田総理が連休中に訪れたイギリス。ジョンソン首相との首脳会談が行われたが、岸田総理とジョンソン首相との会談で注目すべきことがあった。
それが日本産食品の輸入規制の撤廃についての交渉だ。３月にグラスゴーで会談をした両首脳。ジョンソン首相が福島産のかりんとうを持参したことが話題になったが、岸田総理は機会があるごとに輸入規制の撤廃を求めていた。
今回の首脳会談では、ジョンソン首相から撤廃に向けた議会の手続きが６月には完了する見通しが伝えられた。岸田総理の交渉の成果と言っても過言ではない。
さらに両首脳は、自衛隊とイギリス軍の相互訪問を容易にする円滑化協定も大枠で合意した。
両国の懸案事項を解決し、更なる深化を見せる日英関係。今後の両国の関係の発展に注目だ。
岸田総理の交渉が実った日本産食品の輸入規制撤廃！
岸田総理は菅前総理、そして安倍元総理と同様に、東日本大震災からの復興に力を入れている。その取り組みの１つが日本産食品をめぐる輸入規制の撤廃だ。
岸田総理はジョンソン首相に再三に渡って、輸入規制の撤廃を求めてきたが、今回の首脳会談でジョンソン首相から明確な回答を得た。
岸田総理大臣から、英国による日本産食品への放射性物質輸入規制の早期撤廃につき改めて求め、ジョンソン首相から、議会手続きによるが、6月末までに規制は撤廃されるだろうとの説明があり、岸田総理大臣から歓迎の意を示しました。また、会談に際し、岸田総理大臣は持参した福島県産のポップコーンをジョンソン首相に贈呈し、両首脳が2人でポップコーンをほおばる場面もありました。
（出典 首相官邸）
岸田総理は昨年の１０月。総理就任直後に行った日英首脳電話会談で、科学的見地から輸入規制が早期に撤廃されることを期待しているとジョンソン首相に伝えている（参考）。それ以降もジョンソン首相に撤廃を要求し続けた岸田総理。
その岸田総理の姿勢が輸入規制の撤廃に結びついた。
今回のイギリス訪問で岸田総理が成し遂げたのは、これだけではない。日英円滑化協定についても大枠で合意に達したのだ。
円滑化協定の大枠合意、更には将来の戦闘機プログラムの協力も！
岸田総理が日英関係をより深化させようとしている。それが安全保障分野での動きだ。円滑化協定の大枠合意、そして将来の戦闘機プログラムについても協力していくことで一致したのだ。
両首脳は、昨年10月に交渉を開始した日英円滑化協定が今般大枠合意に至ったことを歓迎し、同協定が自衛隊と英国軍の共同運用・演習の円滑化を通じ日英安全保障・防衛協力を更に深化させ、両国が世界の平和と安定に一層寄与することに資するものであることを確認し、今後、早期署名に向けて作業を加速することで一致しました。
両首脳は、将来の戦闘機プログラムに係る日英の協力に関し、同盟国等とも連携しつつ、2022年末までに協力の全体像について合意することで一致しました。
（出典 首相官邸）
自衛隊とイギリス軍の連携について、昨年は象徴的な出来事があった。それがイギリス海軍の空母、クイーンエリザベスが初めて我国に寄港したのだ。
円滑化協定の大枠合意、そして戦闘機プログラムでの協力は、我国とイギリスとの安全保障分野での協力関係をより深化させてくれるに違いない。
我国の周辺を見渡してみれば、中国や北朝鮮といった脅威が存在する。これらの脅威に対応する為にも、今後の岸田総理の積極的な外交には要注目だ。
（出典 首相官邸）