立憲民主党が安倍元総理の発言を国会で問いただす方向→安倍元総理は閣僚ですか??国民は物価高対策の議論を望んでいるのでは??→そして、玉木代表は安倍元総理の発言に理解を示す!!
立憲民主党がまたしても国会で批判を行う姿勢を示している。批判をするのは構わないが、建設的な批判だったことがあるのか。
しかもだ、政府側を問いただすとしていながら、その批判の対象は安倍元総理の発言なのだ。言うまでもなく、今の行政府の長は岸田総理だ。岸田総理に安倍元総理の発言に対しての批判をぶつけて何か得るものがあるのか。
国民が求めているのは、安倍元総理の発言を問いただすことではない。物価高対策など、議論しなければならないことは山ほどあるのだ。
いい加減、国民、そして有権者の為になる行動をとってもらいたい。
政府側に問うことは他にあるのでは???
参院選前の国会も残すところ約一か月程度になった。参院選に向けて存在感を出したいのか、立憲民主党の西村幹事長が政府側を問いただす姿勢を示している。
しかも、岸田総理や閣僚の発言ではなく、安倍元総理の発言に対してだ。
自民党の安倍晋三元首相が「日銀は政府の子会社」と発言したことに対し、立憲民主党の西村智奈美幹事長は10日の記者会見で「とうとう本音が出たかなと思う。大変問題だ」と批判し、国会で政府側をただしていく方針を示した。松野博一官房長官は直接の論評を避け、中央銀行としての独立性が重要との認識を示すにとどめた。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
国政選挙で6連勝果たした安倍元総理。裏を返せば、旧民主党系が6連敗を喫したということ。無類の強さを誇った安倍元総理を西村幹事長が意識したとしても、わからなくはない。
しかし、だ。安倍元総理の発言を政府に問いただしても、岸田総理、そして閣僚の誰一人として明確な答弁が出来るとは思わない。いったい総理でも閣僚でも総理補佐官でもない現在一議員の安倍元総理について問いただして何の意味があるのか???
今、国民生活は、コロナ禍に加えて物価高にも直面している。議論することが山ほどあるにも関わらず、西村幹事長が示した方針に誰が共感できるというのか。
玉木代表は、理解を示す!!
安倍元総理の発言について、野党が一枚岩で批判しているのかと言えば、決してそんなことはない。
国民民主党の玉木代表は、問題視するどころか理解を示している。
国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で「政府と中央銀行を連結ベースで考えるのはそれほど珍しいことではない。いわゆる統合政府という考え方だ」と発言に理解を示した。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
西村幹事長は、安倍元総理の発言と言うだけで批判しているのではないか、と感じてしまう。しかし、だ。批判で存在感が高まることがないことは、昨年の総選挙で立憲民主党は既に経験したはずだ。
コロナ禍から経済を再び軌道に載せること、そしてウクライナ情勢に伴う物価高対策、更に関心が高まる安全保障政策と国会で議論しなければならないことは数多ある。
立憲民主党は、これらの重要課題よりも安倍元総理の発言の方が大事なのか。
枝野代表から泉代表に党首が代っても、結局表紙が変わっただけで中身は何一つとして変わっていないと言わざるを得ない。
選挙に向けて作った造語『生活安全保障』もその中身がメディアによって報じられることはあまりない。批判をする前に、自身の姿勢、そして政策を見つめ直すことが立憲民主党には必要だ。