政府内の一部で北朝鮮へのワクチン供与検討の動き? また外務省? 自民・佐藤氏「拉致問題に加え、核ミサイル開発を継続する中での支援は、疑問の声も多いだろう」
北朝鮮で新型コロナウイルスの感染が確認されたことで、金正恩総書記のマスク姿が報じられ話題となった。何らかのメッセージだろうと率直に感じたが、政府内の一部で北朝鮮へのワクチン供与を検討する動きがあることが報じられた。
真っ先に浮かんだのが外務省だが、どうやらそのようだった。
北朝鮮で新型コロナウイルスの感染が初めて発表されたことを受け、政府内の一部には北朝鮮に対してワクチンの供与を検討する動きがあります。
自民党・佐藤正久外交部会長:「私、初めて金正恩氏のマスク姿を見ました。コロナよりもミサイルと、非常識極まりない。もうめちゃくちゃだと思います」
自民党の会議では、政府側から「急に北朝鮮が発表した理由については分からず、情報収集中だ」と説明があったといいます。
外務省幹部は「北朝鮮が新しいことを発表する時には、それなりの意図がある」として、金正恩総書記の思惑を分析しています。
「支援をして下さいというメッセージだ」という見方があります。
北朝鮮に新型コロナのワクチンを供与する可能性については「人道的な支援は制裁とは別の話だ」「まずは国際機関を通じての支援になるのでは」など、日本としても働き掛ける動きがあります。
一方で「『ゼロ・コロナ』を目指し、鎖国政策を取るのでは」と北朝鮮のさらなる孤立化を懸念する声もあります。
ただ、自民党の佐藤正久外交部会会長によると、今のところ北朝鮮へのワクチン供与の動きがあるかどうかは不明だという。
今朝の部会で、外務省からワクチン供与の話があったわけではないし、部会長に話もないので、本当にワクチン供与の検討の動きがあるのかないのかは分からない。
拉致問題に加え、北朝鮮国民の命に背を向け核ミサイル開発を継続する中での支援は、疑問の声も多いだろう。核実験等止めるのが先 https://t.co/2nPTYwC7ry— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) May 13, 2022
報じたのがテレビ朝日だけに、記事にある外務省幹部というのが存在するのかどうかも不明だ。
人道的に支援するのは構わないが、佐藤氏が指摘するように、ミサイルをバンバン打ちまくって、核開発も行っている国に支援と言われても甚だ疑問だ。それに、拉致問題に対しても善処する姿勢を見せない国への支援など、日本の国民が納得しないだろう。