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韓国新外相に朴振氏、歴史問題に「知恵を合わせて両国国民が受け入れられる解決策を模索できると期待している」 一方では靖国非難




韓国新外相に朴振元国会外交通商統一委員長が就任した。朴氏は記者会見で日韓の歴史問題について「知恵を合わせて両国国民が受け入れられる解決策を模索できると期待している」と述べた。しかし、一方で岸田総理が靖国神社に真榊を奉納したことについて「靖国神社は、過去の侵略戦争を美化し、戦犯らが合祀(ごうし)されている場所」「日本は過去の歴史を直視し、謙虚な反省、姿勢を見せなければならない」と、これまでの韓国政府と変わらないコメントをしていた。

韓国の尹錫悦大統領は12日、朴振・元国会外交通商統一委員長(65)を新外相に任命した。朴氏は記者会見し、日韓の歴史問題の懸案について「知恵を合わせて両国国民が受け入れられる解決策を模索できると期待している」と述べた。会見に先立つ就任式では「日本とは過去を直視しながら未来志向のパートナーシップを構築する」と表明した。

日韓の懸案となっている元徴用工や元慰安婦の問題について、日本政府は1965年の日韓請求権協定や2015年の慰安婦合意で解決済みとの立場を取っている。朴氏は事態の打開へ向け、両国が共に努力する必要性を強調した形だ。

引用元 韓国「歴史問題で解決策模索」 新外相に就任の朴振氏

日本政府は、徴用工と慰安婦問題を巡り、1965年の日韓請求権協定や2015年の慰安婦合意により解決済みとの立場を取っている。まずはこれらを実行しろというのが日本の一貫した立場だ。知恵を出し合って解決策を模索するのではなく、韓国が約束を守ることが前提条件なのだ。そこをクリアして関係修復に協力していくというはずだが、韓国側は日韓請求権協定や日韓合意に対しても日本と協力して解決策を模索しようとしている。親日政権と言いながらも振り出しに戻そうとしている魂胆が見え見えだ。

しかも、歴史問題を解決したいと言いながらも日本人にとって神聖な場所である靖国神社については「靖国神社は、過去の侵略戦争を美化し、戦犯らが合祀(ごうし)されている場所」と非難している。

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期政権の外交部長官に指名された朴振(パク・ジン)氏は21日、岸田文雄首相が靖国神社の春季例大祭に合わせて供物を奉納したことについて、記者団に「靖国神社は日本の過去の侵略戦争を美化する場所で、戦犯が合祀(ごうし)されている場所」として、「日本は過去の歴史を直視し、謙虚な反省、姿勢を見せなければならない」と述べた。

引用元 岸田首相の靖国供物奉納 韓国外相候補「歴史直視し謙虚な反省を」

靖国神社へ真榊を奉納することについて、文政権では過去に「韓国政府は、日本の過去の侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀する靖国神社に日本の責任ある指導者級の人々が再び供え物を奉納したという事実について、深い失望と遺憾を表する」と表明していて(参考)、今回も「深い失望と遺憾」を表明している。それに比べると確かに朴氏はトーンダウンしてはいるものの、靖国神社を悪しき場所ととらえていることには変わりない。

韓国にとってはどうか知らないが、日本にとっては日本を守るために戦った人たちの御霊が祭られている神聖な神社だ。「過去の侵略戦争を美化」というが、日本が朝鮮半島を武力で制圧し占領した事実はない。韓国に靖国神社をとやかく言われる筋合いはないのだ。

歴史問題を解決したいと言いながらも、韓国側の認識を変更させず、日本に譲歩を求めようとしていることがよく分かる。ある意味、文政権よりも質が悪いのかもしれない。







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