バイデン大統領が「日本の国連安全保障理事国入りを支持した」⇒国連改革が成ったらの話なのでご注意を
バイデン大統領が日米首脳会談で「日本の国連安全保障理事国入りを支持した」という事でマスコミはお祭り騒ぎのようだが、条件があるのを忘れてはならない。
テレビ朝日は『岸田総理、「バイデン大統領が日本の国連安保理常任理事国入りを支持」と明らかに。』とだけ報じる(参考)。
マスコミは「国連安保理常任理事国入りを支持」を強調しているが、「改革された安保理において、常任理事国となることを支持する」ということだ。まずは国連改革を行い、事が成ったら日本の常任理事国入りを支持するということだ。
岸田文雄首相は23日午後、日米首脳会談後の共同記者会見で、会談で国連改革の必要性を指摘し、バイデン米大統領が賛意を示すとともに日本の国連安全保障理事国入りを支持したと明らかにした。「改革された安保理において、常任理事国となることを支持すると(バイデン氏から)表明があった」と述べた。
確かに、日本の常任理事国入りを支持してくれることはありがたいことだが、まず国連改革が出来るかどうかだ。常任理事国の入れ替えは国連大改革だが、中国ロシアが常任国で、その2カ国に逆らえない加盟国がある限り容易ではない。本当にそう思っているのなら、機能しない国連安保理を解体して、日米英+EUあたりが中心となり新たな枠組みを作るしかないと思う。