日本医師会の中川会長の再選出馬に「待った!」がかかり、中川会長不出馬へ!!!
新型コロナの影響で大きく国民の評判を損なってしまった組織の1つが日本医師会であろう。日本医師会の中川会長は、記者会見こそ行っていたが、そこには具体策が見えなかった。
しかも、だ。新型コロナへの警戒を訴えていながら、中川会長自身が高級寿司店を訪問していたことなどが週刊誌によって報道されていた。
中川会長は、一時は再選に向けて出馬と報じられていたが、最終的に不出馬と多くのメディアが報じている。新会長には、中川会長によって損なわれた日本医師会の信用を取り戻す為に努力してもらいたい。
中川会長の手腕が疑問視されていた!?との報道!!
中川会長は2年前に当時の横倉会長を選挙で破り、会長に就いた。当然、2選目を目指しているものかと思っていたが、日本医師会の内部では、中川会長の手腕が疑問視されていたというのだ。
任期満了に伴う日本医師会(日医)会長選が20日、公示された。中川俊男会長は当初、再選を目指して立候補する考えだったが、支持拡大が見込めず、一転不出馬の方向となった。
(中略)
だが、医療機関にサービスの対価として支払う令和4年度診療報酬改定で十分な実績を残せなかった。診察を受けなくても処方箋を一定期間繰り返し使える「リフィル処方箋」制度も日医の反対を押し切って導入が決まるなど、手腕を疑問視する声が上がっていた。
会長選が公示されている中で、現職の会長が出馬を表明していないのは、不可解だ。それだけ混乱があったと言うことではないか???
この中川会長に対しての内部の声をより詳細にデイリー新潮が伝えている。
「診療報酬改定で惨敗したのも、一言でいえば、中川さんに政治力がなかったから。政治組織としての側面も持つ日医の会長が、自民党有力者とのパイプがないのは致命的です。前会長の横倉氏は安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁、二階俊博元幹事長らと強いコネクションを築いていましたが、中川さんに自民党有力者とのホットラインはない。実際、中川さんが再選出馬を表明した後、永田町から“中川じゃダメだ”との声が続々と聞こえてきた」(前出・幹部)
(中略)
「結局、中川さんに大義がなかったことに多くの会員医師らが気付いた。コロナ患者への治療も公的な医療機関が担い、医師会を構成する個人の開業医は感染を恐れ、消極的な対応に終始してきたとの批判も根強い。この2年間、中川さんがやってきたのは国民のためでも、会員医師のためでもなく、“権力維持が目的だったのでは?”との疑念が広がるのをもはや抑えようがなかった」
内部からもこのような声が漏れたと報じられた中川会長。
中川会長が日本医師会を率いた2年間で行っていたことの結果、国民の日本医師会への信用を著しく棄損することに加え、中川会長自身への医師会会員の不満を高めることだけだったと言わざるを得ない。
今後、信頼を回復する為に、新会長は尽力するはずだ。新会長には中川会長を反面教師にし、頑張ってもらいたい。そして、コロナ禍における日本医師会の対応について、第三者からの検証を行い、全国民に公開して頂きたい。