中国政府「ソロモン諸島に基地は作らない」と主張→過去にウソにウソを重ねていましたよね??岸田政権は防衛費の相当な増額を急げ!!
どの国にとっても脅威でしかない中国。その中国が太平洋に進出する動きを見せている。南太平洋の島嶼国、ソロモン諸島との間に安全保障協力についての協定を締結したのだ。
この協定の内容はソロモン諸島政府が要請すれば、中国海軍の艦艇が寄港することが可能等の内容と伝えられている。当然岸田総理は、この中国の動きについて、各国首脳との会談で議題に挙げている。
警戒感を和らげる狙いなのか、中国の王毅外相が基地建設の意図はないと語っている。しかし、だ。我国の脅威になっている中国海軍の空母も当初は民間会社がカジノに使うと言っていたことを忘れてはならない。(因みにこの空母はウクライナが売却したことも我国民はしっかりと認識した方が良いだろう。)
中国の覇権主義的な動きに対応する為にも、我国の防衛費の増額は急務だ。
王毅外相が懸念払拭に躍起!
東シナ海、南シナ海に次いで中国が手を伸ばし始めたのが南太平洋だ。ソロモン諸島との間に安全保障に関する協定を締結し、この事に多くの国が警戒する構えを見せている。
そんな中、中国の王毅外相がソロモン諸島を訪問し、懸念払拭に躍起だ。王毅外相は基地建設への懸念に次のように語った。
中国の王毅(Wang Yi)外相は26日、訪問先の南太平洋のソロモン諸島で、中国がソロモン諸島に軍事基地を建設する「意図は全くない」と明言した。両国は先月、安全保障協定を締結しており、その目的をめぐって臆測が広がっていた。
太平洋の島しょ国を歴訪する王氏は、最初にソロモン諸島の首都ホニアラを訪れた。同国は、オーストラリアから2000キロ足らずの場所に位置する。
(中略)
王氏はジャーマイア・マネレ(Jeremiah Manele)外相との会談後の記者会見で、協定は「誠心誠意を込めた公明正大な」ものであり、国際社会の懸念には当たらないと述べた。さらに「誰かに押し付けられたものでも、いかなる第三者を標的にしたものでもない。軍事基地を建設する意図は全くない」と強調した。
(出典 王毅外相公式TWITTER)
横暴を続ける中国政府の耳にも国際社会の懸念の声は流石に伝わっているようだ。だが王毅外相が「基地建設はしない」と語ってもそう易々と国際社会が信用する訳がない。
我国の脅威になっている中国初の空母の一件を忘れてはならない。
民間利用→空母に転用した過去
中国政府の言葉が信用できないことは、我国が一番理解しているはずだ。中国初の空母遼寧が辿ったプロセスを見ればよくわかる。
中国海軍の念願である航空母艦が2012年9月25日、艦名を「遼寧」とすることが公表され、事実上就役した。旧ソ連製「ワリャーグ」を改修し、11年8月から試験航海を計10回実施、12年9月23日に海軍への引き渡し式が行われていた。
(中略)
98年にマカオの観光会社がカジノ付きホテルに改装するとして購入したが、回航された先は大連市のドックで、2002年から9年かけて改修工事が進められた。
引用元 念願の航空母艦
このようなことを見せつけられては、王毅外相がソロモン諸島訪問で語った「基地建設はしない」との言葉を信用しろという方が無理だ。
東シナ海、南シナ海、そして南太平洋でも覇権主義的な動きを強めようとする中国。この中国に対応する為に岸田総理は、バイデン大統領との首脳会談でも語ったように、「防衛費の相当な増額」を早急に行うべきだ。
緊迫の度合いを増す安全保障。我国が十分な対応できるという姿勢を岸田総理には見せてもらいたい。