政府の節電呼びかけに「節電よりも原発再稼働を」の声が高まる




政府が節電を呼びかけたことが反響を呼んでいる。

政府は、夏と冬の電力ひっ迫の懸念から7年ぶりに節電要請を出した。

政府は、この夏と冬に電力が不足する懸念が高まっていることを受け、7年ぶりに節電要請を出した。

松野官房長官「ことしの夏は全国で生活や経済活動に支障がないよう、一律の節電の数値目標は定めませんが、できる限りの節電、省エネへのご協力をお願いいたします」

政府はこの夏、東北・東京・中部電力の電力需給が非常に厳しくなるとの見通しを受けて、7年ぶりに節電要請を出した。

期間は7月1日から9月末までで、特に太陽光発電量が減る午後5時から8時ごろに照明を間引きすることなどを呼びかけている。

また、2023年1月と2月には、全国の広いエリアで電力需給がさらに厳しくなると予測されるため、違反企業に罰金を科すことができる電力使用制限令の発動も検討するとしている。

引用元 政府 夏に7年ぶり節電要請 冬は「電力使用制限令」も検討

これに対し、「節電より先に原発再稼働を」という声が高まる。

自民党の議員の中からも原発再稼働が必要だという声があがる。

ただし、政府も何もせずに節電要請を出したわけではない。老朽火力発電を改めて運転させるなども検討している。

政府は休止中の老朽火力発電を改めて運転させるなどして、不測の事態に備え供給力確保も進める。数値目標は設けない。ウクライナ情勢を受けて資源調達の不確実性が高まっていることもあり、家庭や企業に早めに需給逼迫(ひっぱく)を伝える「注意報」を新設して対応を促す。

引用元 「室内温度は28度に」 政府が7年ぶりの節電要請

問題の原発再稼働だが、原子力規制委員会の審査の遅れも原因となっているようだ。

 岸田文雄首相は27日、経済同友会総会のあいさつで「原子力の活用を進めていく」と表明した。
26日の民放番組では、原子力規制委員会の審査について「合理化や効率化、審査体制の強化」が必要だと指摘。「今の枠組みの中でどこまで原子力の再稼働ができるのか追求していかなければならない」と語った。
背景にあるのは規制委の審査の遅れに対する不満だ。審査のための標準処理期間は2年と定められているが、厳格な新規制基準の下で大幅な超過が相次ぐ。2011年の東日本大震災後に再稼働したのは10基のみで、北海道電力泊原発は申請から8年以上がたつ。
政府は原子力規制委の独立性を尊重し、地元の理解が得られた原発を再稼働させる方針は変えていない。ただ、自民党の原子力規制に関する特別委員会も「審査の効率化」を求める提言を準備しており、審査のスピードアップを求める政府・与党の圧力は今後強まりそうだ。

引用元 政府、原発再稼働急ぐ方針 「審査を効率化」岸田首相表明

しかし、原子力規制委員会としても「安全の追求に妥協は許されない」と効率化には賛同するが、安全性確保は譲れない。電力会社の頑張りがスピードアップに繋がると述べる。

 安全性にお墨付きを与える規制委は効率化には前向きなものの、「安全の追求に妥協は許されない」と更田豊志委員長。審査終盤で議論すべき論点が出て長期化したとしても「後出しじゃんけんと言われる筋合いはない」という立場だ。
「審査のスピードアップに何より効くのは、電力会社の頑張り」。更田氏は1日の記者会見で皮肉り、現状で審査が早まる原発があるか問われると、「思い当たらない」と言い切った。

引用元 政府・与党から高まる原発再稼働への圧力 遅れの原因は規制委の審査のせいか?

確かに原発の安全確保は最優先だ。政府もこう言った背景があるから仕方なく節電要請を出したのは解る。だからといって、国民に暑さ寒さを耐えろというのは酷な話だ。

もう一つ進まない原因は地元の理解だ。こればかりは自治体と連携をとって丁寧に理解を求めるしかない。

今回の節電要請で、再エネ推進の人は「だから言ったじゃない」みたいなことを言っている。

無責任な人はこんなことを言っている。

その再生可能エネルギーが問題が多いため今の事態に至っているのだ。

電力ひっ迫に対応するには、原発再稼働が最も有効なのは多くの人たちが理解している。例えば、防潮堤などの付帯施設には特例を出して、原発本体に問題がなければ審査を通すという融通が出来ないのだろうか?付帯施設ならば稼働しながらの補強工事も可能だと思うのだが。







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