【新大統領もヤバい人？】尹大統領「（日韓の）歴史問題は円満に解決されると予想している」⇒記者「どんな解決策？」⇒尹大統領「。。。」
産経新聞が、韓国の尹大統領が日韓間の問題を巡り「歴史問題は円満に解決されると予想している」と述べたことで、「楽観的姿勢を示した」と報じた。
尹大統領の頭の中では、韓国が友好的な態度で接しているのだから、日本も友好的になるのは当たり前と思っているようだ。
その根拠に、記者団からどのような解決策があるのか質問されても具体策を示さなかった。
韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は９日、日韓関係を巡り、将来的な協力強化に期待を示した上で「歴史問題は円満に解決されると予想している」と述べ、楽観的な姿勢を示した。記者団の質問に答えた。
記者団は日韓首脳会談が開かれる場合、元慰安婦問題が扱われるとみられるとし、どんな解決策を準備しているかを質問した。尹氏は具体策には踏み込まなかった。
今月下旬にスペインで開かれる北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議の際に、尹氏と岸田文雄首相の会談が実現するかどうかに注目が集まっている。尹氏は出席するかどうかについて「準備はしている」としたが、固まっていないと述べた。
「具体策には踏み込まなかった」というよりは、具体策なんてないといった方がいいだろう。「仲良くしてよ」と言えば仲良くしてくれると思っているのだろう。今のところ、いろんな意味で相当やばい大統領だと思っている。もしかしたら文前大統領以上の問題児かもしれない。
竹島周辺の海洋調査もそうだが、新駐日大使に尹徳敏氏を起用することも警戒しなければいけない。尹大統領は駐日大使に尹徳敏氏を起用する人事を発表した。（参考）
尹徳敏氏は尹大統領が４月下旬に日本に派遣した「韓日政策協議代表団」の７人のメンバーの一人で、日韓関係の改善に積極的で、日本のマスコミは知日派だとありがたがっているが、ダイヤモンドオンラインは、尹氏は「日韓関係悪化を日本のせいにした」と報じた。
物議を醸した尹徳敏氏の発言は、5月26日に東京の帝国ホテルで開かれた国際交流会議「アジアの未来」の場で出たものだ。彼はこの会議にオンラインで出席し、約30分講演している。
慰安婦問題について話題になった際、彼は「責任のある日本側が、『カネですべての問題を解決した』というような発言をしたことから、世論が大きく悪化して状況が変わった」と、日韓関係悪化を日本のせいにした。謝罪と補償の両方が解決のためには必要なのに、日本側は補償金を払ったのだから問題は解決しただろう、という態度だというのだ。
さらに徴用工問題については、「強制徴用現金化問題に対し、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が現金化は望まないとの発言をしたが、尹錫悦政府はどのように見ているか」という質問に対し、「ここ数年、さまざまな解決案が出てきたが、実行しなかっただけ」と、徴用工問題が解決に向かっているかのような発言もした。
確かに、韓国側で救済案がいくつか出ていたことはメディアでも報じられた。2019年にはこれが日本政府にも提示され、救済案を提示する南官杓（ナム・グァンピョ）元駐日大使の発言を遮って「韓国側の提案はまったく受け入れられるものではない、と以前に韓国側に伝えている。それを知らないふりをして改めて提案するのは極めて無礼だ」と、怒りを露わにした河野太郎元外相の姿が話題になったほどだ。
解決案が出ていたというのは韓国内だけの話で、日本が納得できる案など一つもなかった。だから「実行しなかった」ではなく、正しくは「実行できなかった」のはずだ。
あくまでも「知日派」であって「親日派」ではないということだ。慶応大で博士号を取得し、日本語も堪能というだけだ。そこにきて日韓関係改善に熱心ということからマスコミは「知日派」＝「親日派」のように報じているが、深堀すればこんなものだ。誰がトップになっても韓国は韓国だ。
日韓関係の悪化の原因は日本だと思っている人物が駐日大使で、どのように日韓間の歴史問題が円満に解決できるのだろうか。
尹大統領は、本当に歴史問題を円満に解決させ、日韓関係の改善を望んでいるのなら、竹島をめぐる国際司法裁判所への付託を受け入れたらどうだろうか。日本側もそこをつかなければ駄目だ。それができないようなら韓国のすり寄りは突き放すべきだ。
もう一つ、政府と外務省に言いたいのは、何の根拠もないのに、日韓間の問題が円満に解決できると思われているということは、相当甘く見られていると思わなければ駄目だ。なし崩しで関係改善などしたら政権が吹っ飛ぶと思った方がいいだろう。