中国とロシアの軍艦が我国を周回!!まったなしの防衛力の抜本的な強化!
参院選の公示前の21日に日本記者クラブで行われた党首討論。その場で立憲民主党の泉代表の歯切れが悪かったのが安全保障についてだ。
我国の周辺には中国、ロシア、そして北朝鮮といった脅威が存在している。その脅威にどのように立ち向かうのか各党の訴えを聞いてみたい。
その我国の隣国、中国とロシアがまたしても軍事的な挑発を行っていたことが明らかになった。なんと日本列島を周回する形で軍艦が活動していたのだ。
岸田総理が訴える防衛力の抜本的な強化は喫緊の課題だ。
中国とロシア、我国周辺で軍事的行動を活発化!!
ロシアによるウクライナ侵攻によって、我国では未だかつてないほど、安全保障に対する国民の関心が高まっている。
その安全保障で看過することが出来ない出来事があった。それは中国とロシア、両海軍の動きだ。別行動ではあるが、日本列島を周回する動きに出ているのだ。
海自は中国海軍のミサイル駆逐艦2隻と補給艦1隻が21日午前3時ごろ、伊豆諸島の海域を西進したことを確認した。この3隻は別の情報収集艦1隻と計4隻で今月12~13日に対馬海峡を北上。日本海で二手に分かれ、駆逐艦2隻が16~17日に宗谷海峡を、補給艦と収集艦の2隻が16日に津軽海峡をそれぞれ通過した後、収集艦以外の3隻が19日午後2時ごろ、宮城・金華山の東約220キロを南進した。
(出典 統合幕僚監部公式TWITTER)一方、ロシア海軍のフリゲート艦3隻と駆逐艦1隻、ミサイル観測支援艦1隻の計5隻は15日、北海道・襟裳(えりも)岬の南東約280キロで確認され、16~17日には犬吠埼の南東約180キロを南西へ進み、伊豆諸島の海域を南西へ航行。沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を通過し、21日には東シナ海から日本海へ抜けた。伊豆諸島付近では別の2隻も加わり計7隻となった。
(略)
(出典 統合幕僚監部公式TWITTER)
我国周辺で活発化する中国とロシアの動き。中国に関しては尖閣諸島周辺海域での動きもある。我国の安全保障環境は厳しさを増す一方なのだ。
今回の一件ではないが中国の動き、特に尖閣諸島周辺について、我国が採った行動が明らかになった。
中国海軍の軍艦が6月上旬、沖縄県・尖閣諸島から非常に近い西約30カイリ(約55キロ)の海上を航行し、日本が外交ルートを通じ中国に「関心」を伝え、くぎを刺していたことが21日分かった。複数の日中関係筋が明らかにした。国際法上問題のない公海上の航行だが、通常はより離れた約45カイリの海域を通っており、日本は警戒を強めている。
中国は海警局の艦船を繰り返し領海に侵入させるなどして日本が尖閣を実効支配する現状の変更を狙っている。2016年6月には領海外側の接続水域で中国軍の軍艦の航行が初めて確認されたほか、18年1月には潜水艦が接続水域を潜ったまま航行した。
(出典 外務省Facebook)
6月上旬に外交ルートを通じて「関心」を伝えていたと言うのだ。しかし、中国海軍の艦船が日本列島を周回しているのは今も尚、続いているのだ。外務省が行った外交ルートでの抗議はなんの意味もなしていないということだ。「関心」と伝えても相手に響くくらいなら元々中国はこのようなことはしないだろう。ここでも腹立たしい外務省の対応でしかない。
この厳しさを増す安全保障環境について、「外交力の強化で対応」と主張する人達はこの現状をどのように捉えているのか。そこまで外交力を過信するのであれば、是非北京に赴き、中国海軍の動きを止めてきてもらいたい。
我国の周辺を見渡せば、防衛力の抜本的な強化は喫緊の課題であることに疑いはない。岸田総理、そして岸防衛相に我国の安全保障を確実なものにする為の手段を講じてもらいたい。
(出典 防衛省・自衛隊)