台湾、国連の要請でアフガニスタンに支援表明 加盟させてもらえないのにしっかりと国際貢献
アフガニスタンで22日未明に発生した強い地震は、震源の深さは約51キロで、地震の規模を示すマグニチュードは6.1だったという。
建物は倒壊し、死者やけが人も多数で、村一つが完全に破壊されたというニュースもあった。携帯電話の中継塔も倒壊し、通信が困難になっている地域もあるそうだ。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は被災地に向けて、避難所や食料の支援を急いでいて、各国に支援を呼び掛けている。
日本政府は国際機関経由で支援することを検討。林芳正外相は23日、「多数の死傷者及び甚大な被害が発生していることに深い悲しみを覚える。日本は国際機関と連携しつつ、必要な支援を迅速に提供すべく尽力していく」との談話を発表した。(参考)
国連は台湾にも支援を要請し、台湾は100万ドルを寄付すると表明した。
[台北 24台湾当局は23日、国連などからの人道支援要請に応じ、アフガニスタンで起きた地震の救援作業のため100万ドルを寄付すると表明した。日 ロイター] – 台湾当局は23日、国連などからの人道支援要請に応じ、アフガニスタンで起きた地震の救援作業のため100万ドルを寄付すると表明した。
台湾を中国の一部と主張する中国の圧力により、台湾は国連に加盟していないが、常に国際社会の責任ある一員としての立場を熱心に示している。
台湾総統府は声明で、「災害における人道養護精神に基づき、また国連その他からの人道上の要請に応じ、国境に関係なく」支援を行うと表明した。
ただ、総統府報道官は、諸外国との協議結果と輸送の困難を考慮し、捜索・救助チームは派遣しないと説明した。
台湾は地震多発地帯に位置し、世界の被災地に定期的に救助チームを派遣している。
台湾を国連に加盟させないのに、こういうときだけ要請をする国連にいささか呆れはしたが、台湾はしっかり国際貢献を行っている。災害声援と言えば台湾は日本にとっても恩人だ。
そして、今回もしっかり国連の要請に応えようとしている。台湾の懐の深さに脱帽だ。
いい加減台湾を国として認め、国連に加盟させてあげたい。