• HOME
  • 与党 , 政治ニュース
  • 岸田総理、原発再稼働について「審査の迅速化の取組を着実に実施していく」「無理な節電をせず、クーラーを上手に使って乗り越えていただきたい」

岸田総理、原発再稼働について「審査の迅速化の取組を着実に実施していく」「無理な節電をせず、クーラーを上手に使って乗り越えていただきたい」




岸田総理がG7首脳会議で訪問しているドイツで、電力の安定供給に万全を期す考えを示した。

政府は、電力ひっ迫が懸念される中、節電のお願いを国民に呼びかけたが、岸田総理は「熱中症も懸念されるこの夏は無理な節電をせず、クーラーを上手に使って乗り越えていただきたい」と語った。

国民に無理をさせないためには電力の安定供給が必要になるわけだが、岸田総理は原発再稼働に向けて、審査の迅速化を実施すると明かした。

 電力については、まずは供給力の確保が重要です。ここ数日、東京電力エリアにおいて、需給ひっ迫注意報が出ましたが、政府として、今後、2つの火力発電所の再稼働を確保するなど、この夏の供給力の確保に万全を期してまいります。熱中症も懸念されるこの夏は、無理な節電をせず、クーラーを上手に使って乗り越えていただきたいと思います。

中略

まず電力については、供給力の確保がまずは重要であり、政府としては、既に2つの火力発電所の再稼働を確保するなど、供給力の確保に万全を期しているところですが、その御指摘の既存の石炭火力発電の活用も含め、引き続き、安定供給の確保に万全を尽くしていきたいと考えています。
他方、中長期的には、2030年度の46パーセント削減、2050年のカーボンニュートラル達成という目標は変わりません。この目標を達成するため、2030年に向けて、非効率な石炭火力発電のフェーズアウト、これは着実に進めていきます。そしてそれとともに、2050年に向けては、水素、アンモニア、CCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)等を活用して、脱炭素型の火力発電に置き換える取組、これを推進していきたいと考えています。

中略

その上で原子力について御質問いただきましたが、原子力発電所については、政府の方針として新規制基準に基づいて安全が確保されること、これが大前提であり、そしてその上で地元の理解を得られた原子力発電所の再稼働を進めていく。こうした形で供給力の確保に向けて最大限原子力を活用していく、これが基本的な方針です。その際に、原子力規制委員会において、過去の審査における主要論点の公表などによる事業者の予見性の向上、あるいは審査官の機動的配置など、審査の迅速化の取組、これは着実に実施していく方針です。原子力については今言った方針に基づいて最大限の活用を行い、供給力の確保に資する取組を進めていく、こうした方針で臨んでいきたいと思っています。

引用元 G7エルマウ・サミット出席についての内外記者会見ー首相官邸

観測史上最速の梅雨明けとなり、さっそく猛暑が押し寄せている。もう四の五の言っている場合ではない。

早期安定供給をお願いしたい。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!