岸田総理、G7に合わせてショルツ首相、マクロン大統領、トルドー首相と会談!会談では中国を牽制!!!
G7に出席する為に岸田総理はドイツを訪問している。G7首脳会談の他にも、ドイツのショルツ首相、フランスのマクロン大統領、そしてカナダのトルドー首相らと二国間の首脳会談も開催している。
それぞれの会談で岸田総理は「自由で開かれたインド太平洋」の実現を呼びかけ、中国を厳しく牽制している。それもそのはず、我国周辺での中国の活動は活発になっており、軍艦が周回したと思えば、爆撃機まで飛来しているのだ。
緊張の度合いが高まるアジアの安全保障。岸田総理の手腕で中国に対抗してもらいたい。
相次ぐ首脳会談で岸田総理が訴えた「自由で開かれたインド太平洋」
選挙の最中に異例ともいえるG7出席を決断した岸田総理。決断の背景にはウクライナ情勢への対応もあるが、我国の安全保障環境を訴える必要もあったからだ。
岸田総理はG7首脳会議の合間を縫って二国間の首脳会談も開催している。
主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためドイツを訪問中の岸田文雄首相は26~27日、ドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領、カナダのトルドー首相それぞれと会談した。ロシアのウクライナ侵攻について協議し、岸田氏は中国の台頭を念頭に「欧州とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と強調。法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現を呼びかけた。
(出典 首相官邸)
我国にとって喫緊の課題が中国軍への対応だ。尖閣諸島周辺はもちろんだが、中国海軍の軍艦が我国を周回するなど特異な行動をしている。
さらにだ、つい先日には軍艦ではなく、爆撃機が飛来し、航空自衛隊がスクランブルする事態も発生している。
防衛省統合幕僚監部は23日、中国軍のH6爆撃機3機が同日午後、沖縄本島と宮古島の間の海域を抜け、東シナ海と太平洋を往復したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して監視に当たった。
日本周辺では今月、中国海軍艦艇が列島を周回するような航行や沖縄を通過し、太平洋へ移動するのが確認されている。防衛省は、海と空の両面で活動に警戒を続けている。
防衛省によると、沖縄を通過した爆撃機3機は編隊を組んで太平洋に入り、別々に周回するように飛行。再び3機で東シナ海を中国大陸方向に戻った。
(出典 防衛省統合幕僚監部公式TWITTER)
こうした状況をみれば、岸田総理が各国首脳に対して「自由で開かれたインド太平洋」の実現を呼びかけ、中国を牽制した意義は大きいのだ。
防衛力の抜本的な強化、防衛費の相当な増額、更には中国包囲網の形成に舵を切った岸田総理。G7首脳会議の後は、我国の総理が初めて参加するNATO首脳会議が待っている。
NATO首脳会議でも、緊張の度合いを増す我国の安全保障環境についても説明し、各国から協力を取り付けてもらいたい。
(出典 首相官邸)