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韓国政府から元徴用工問題の解決策として新たな基金案?30億円程度? 日本は一円たりとも出す必要はない




韓国政府内で元徴用工問題の解決策として新たな基金を設立して被害者に支給する案が浮上しているようだ。

日韓の企業や個人から募金を募るそうだ。

韓国政府が元徴用工問題の解決策として、日韓の企業や個人による募金で300億ウォン(約31億円)程度の基金をつくり被害者に支給する案が浮上していると、複数の韓国メディアが29日までに報じた。近く政府や専門家による官民共同の協議会が発足する見込みで、具体案の検討が進められているとみられる。

元徴用工訴訟では、敗訴して差し押さえられた日本企業の資産を原告側が売却して現金化する手続きを進めている。ソウル新聞は28日、敗訴した日本企業には基金への出資を求めない方向になると報道。朝鮮日報も29日「韓国企業が中心に募金をする」との政府関係者の話を伝えた。

引用元 徴用工解決へ30億円基金案 日韓企業や個人で、報道

「韓国企業が中心に募金をする」とあるが、日本企業は一円たりとも出す必要はない。

韓国大法院で元徴用工に対する賠償を日本企業に命じる判決が確定したことに対して、当時の安倍総理は「一九六五年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している。今回の判決は国際法に照らしてあり得ない判断だ」とコメント。
当時の河野外相も「日韓請求権協定は日韓の国交樹立以来、両国の法的基盤となってきた。今日の判決は法的基盤を韓国側が一方的かつ、かなり根本的に毀損するものだ。法の支配が貫徹されている国際社会の中で常識では考えられない」とコメントしている。

個人の請求については「平成三十年十一月二十日受領答弁第四九号」にこう記されている。

 大韓民国(以下「韓国」という。)との間においては、財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定(昭和四十年条約第二十七号。以下「日韓請求権協定」という。)第二条1において、両締約国及びその国民(法人を含む。)の間の請求権に関する問題が、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認し、また、同条3において、一方の締約国及びその国民の他方の締約国及びその国民に対する全ての請求権であって日韓請求権協定の署名の日以前に生じた事由に基づくものに関しては、いかなる主張もすることができないものとしている。
御指摘の平成三年八月二十七日及び同年十二月十三日の参議院予算委員会における柳井俊二外務省条約局長(当時)の答弁は、日韓請求権協定による我が国及び韓国並びにその国民の間の財産、権利及び利益並びに請求権の問題の解決について、国際法上の概念である外交的保護権の観点から説明したものであり、また、韓国との間の個人の請求権の問題については、先に述べた日韓請求権協定の規定がそれぞれの締約国内で適用されることにより、一方の締約国の国民の請求権に基づく請求に応ずべき他方の締約国及びその国民の法律上の義務が消滅し、その結果救済が拒否されることから、法的に解決済みとなっている。このような政府の見解は、一貫したものである。

引用元 衆議院議員初鹿明博君提出日韓請求権協定における個人の請求権に関する質問に対する答弁書

簡単に言うと、韓国人個人が請求する場合は、日本や日本企業ではなく、韓国政府が救済すべきと言っている。

日韓請求権協定については日本経済新聞が次のように報じている、

▼日韓請求権協定 日本が戦後、韓国と国交を結ぶにあたり、双方の債権・債務の関係を清算するために結んだ条約。互いに未払いの賃金など個人の財産・請求権問題について「完全かつ最終的に解決された」(第2条)と確認した。戦後の日韓関係の礎と位置づけられる。

難航した両国間の協議を経て、1965年6月、外交関係を樹立するための「日韓基本条約」と同時に締結。同年12月に発効した。日本からの経済協力は無償供与が3億ドル、有償は2億ドル。無償分だけでも当時の韓国の国家予算に匹敵する巨額の支援で、その後の韓国経済の急成長を支えた。

引用元 日韓請求権協定とは 国交樹立の礎、韓国に巨額支援も

民間への補償は上記にある「無償供与が3億ドル」に含まれていて、「韓国経済の急成長を支えた」とあるが、要するに韓国政府が民間への補償も使ってしまったということだ。

それでも日本政府は「日韓請求権協定に基づく韓国政府との協議を要請」「日韓請求権協定第3条2に基づく仲裁付託を通告」と歩み寄りを見せたが、韓国政府はこれらを無視した。

3 我が国は,国際社会における法の支配を長く重視してきています。国家は国内事情のいかんを問わず国際法に基づくコミットメントを守ることが重要であるとの強い信念の下,昨年の韓国大法院の判決並びに関連の判決及び手続により韓国が国際法違反の状態にあるとの問題を解決する最初の一歩として,本年1月9日に日韓請求権協定に基づく韓国政府との協議を要請しました。

4 しかしながら,韓国政府がこの協議の要請に応じず,また,韓国大法院判決の執行のための原告による日本企業の財産差押手続が進む中,何らの行動もとらなかったことから,5月20日に韓国政府に対し,日韓請求権協定第3条2に基づく仲裁付託を通告し,仲裁の手続を進めてきました。しかしながら,韓国政府が仲裁委員を任命する義務に加えて,締約国に代わって仲裁委員を指名する第三国を選定する義務についても,同協定に規定された期間内に履行せず,日韓請求権協定第3条の手続に従いませんでした。

5 このことにより,5月20日に付託した日韓請求権協定に基づく仲裁委員会を設置することができなかったことは,極めて遺憾です。

引用元 大韓民国による日韓請求権協定に基づく仲裁に応じる義務の不履行について(外務大臣談話)

日本政府が「韓国国内の問題だからそっちで解決しろ」というのも当然だ。

以上の理由から一円たりとも日本は出す必要はない。







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