次世代型原子炉新設に福井県経団連が名乗りを上げる「最初に福井でやりたい」
次世代原発新設に福井県経団連が手をあげた。
福井県は廃炉作業中のものも含め、全国最多の15基の原発が立地する。
福井県経済団体連合会の八木誠一郎会長は6日、経済産業省で資源エネルギー庁の保坂伸長官らと面会し、原発の早期再稼働を進めるべきだなどとした、原子力政策についての提言書を手渡した。提言は原発の建て替え(リプレース)や次世代型原子炉の開発推進も求めており、面会後の取材に八木氏は「最初に福井でやりたい」と述べた。
八木氏は電力不足を念頭に「再稼働など、できることは安全最優先でやるべきだ」と指摘。リプレースや次世代炉は「地方創生として活用でき、国のためにもなる」とした上で「福井にチャンスがほしい」と話した。
あくまでも経団連の提言であり、現段階の報道では自治体が了承しているかどうかは不明だ。しかし、杉本達治知事は21年に運転開始から44年を超えた美浜原発3号機の再稼働にも同意しており、原発稼働に対しては積極的な知事だと思われる。
次世代型原子炉の新設もそうだが、リプレースは絶対したいだろう。
ネット上では賛否分かれているが、これを機に衰退気味の自治体が原発開発のチャンスをものにするために手を挙げるかもしれない。